自分のパソコンを使ってマイニングに参加している人は多くいますが、パソコンであれば何でも良いというわけではありません。

マイニングを目的としてマシンを組み立てている人の中には、「グラボ」ことグラフィックボードを何枚も取り付けて、マイニングの能力アップを図っています。

ここで、ひとつの疑問が生じます。なぜ、仮想通貨のマイニングにはグラフィックボードが必要なのでしょうか?

グラフィックボードというくらいなので、本来はグラフィック処理をするためのものです。

なぜそれが仮想通貨と関係があるのでしょうか、その疑問にお答えしたいと思います。

パソコンで仮想通貨マイニングをお考えの方は、必須の知識です。

CPUよりも高性能なGPU

仮想通貨の取引台帳は、ブロックチェーンという仕組みの中で維持管理されています。これはご存知の方も多いと思います。

そしてそのブロックチェーンを支えているのが、そこに接続されたコンピューター端末です。

中央集権的なサーバー機を持たず、世界中のコンピューターがひとつの大きなネットワークを作っているのがブロックチェーンであり、そこに参加している人たちが仮想通貨の取引を記録するのがマイニングです。

以前であれば使わなくなったパソコンなどを片手間のようにマイニングに動員するのが普通でしたが、いかんせんマイニングは最初に取引台帳を記録した人にしか報酬が入らないため、スピード勝負、処理能力勝負に突入しました。

そこで注目されたのが、CPUではなくグラフィックボードに搭載されているGPUです。CPUはパソコンの頭脳にあたる部分でインテルの「Core i7」やAMDの「Ryzen」などがよく用いられています。

しかしこれらCPUはそもそもパソコンを動かすために開発されたものです。

それに対してGPUは、グラフィック処理をするために開発された演算装置です。

3Dの美しいグラフィックを滑らかに表示するには多大な演算能力が必要になるので、GPUはそのために開発されました。その能力は、グラフィック機能に限ればCPUを上回ります。

マイニングがスピード勝負になってきている昨今、CPUだけでは能力が足りないのでGPUがもっぱら使用されているのです。

グラボ8枚差しのマシンを自作する猛者も

最近では自作パソコン向けのマザーボードの中に、このグラフィックボードを何枚も装着できるものがあります。

そもそもグラフィックボードは画面の表示に関するものなので、1枚あれば十分なはずです。事実、それまでのマザーボードはグラフィックボードを接続するソケットが1つしかありませんでした。

つまり、グラフィックボードを複数枚装着できるマザーボードは、仮想通貨のマイニングを意識しているわけです。

多くのマイナー(マイニングに参加している人)はこうしたマザーボードを購入しており、そこに最大装着可能枚数である8枚のグラフィックボードを装着しているということも珍しくありません。

ちなみにこうしたマシンはすでにパソコンとして使うことを前提にしておらず、「マイニングリグ」と呼ばれます。

実は仮想通貨のマイニングには、GPUよりもさらに適したASICという演算装置もあります。これについては、また別のコラムで解説したいと思います。

GeforceとRadeonのグラボが店から消えた

グラフィックボードを製造しているメーカーは、現在主に2社です。GeforceとRadeonというブランドで販売されています。

筆者の知る限り、かつてはもっとたくさんのグラボメーカーがあったように思いますが、市場の淘汰によって2社に集約されたのだと思います。

仮想通貨のマイニングがブームとなった当時、東京の秋葉原や大阪の日本橋といったパソコンパーツの店が密集している地域では、この2社のグラボが姿を消す事態となりました。

理由はもちろん、マイニングリグを自作するために多くの人が買い求めたからです。

これぞまさに、仮想通貨時代の「ゴールドラッシュ」です。

マイニングに参加する人は今後ますます増えていくと見られます。それに伴い、マイニングリグのスピード競争もますます加速していくでしょう。

JWマイニングでは超高性能マイニングリグを専用の施設に設置することで、現段階でこれ以上はないマイニングの環境をご提供しています。

自作で果てしない戦いを挑むよりも効率を結果を求める方は、ぜひマイニングファームも検討してみてください。

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