Original Article:【イーサリアム(ETH)】160ドル周辺で上げ渋り、短期上昇トレンドに異変あり?:仮想通貨価格分析
1日から2日にかけて17%高を記録し、年始から高パフォーマンスとなっているイーサリアム(ETH)の対ドル相場ですが、足元、節目となる160ドルおよび12月24日高値(163.5ドル)付近で上値が重い展開となっています。
移動平均線&RSI
13日移動平均線は、先月23日から2019年元日までに、他3本の移動平均線を上抜きゴールデンクロスを示現しています(第1図)。また、21日移動平均線も、34日、55日移動平均線を上抜けしゴールデンクロスを示現しています。
相場は、12月25日から27日かけて急反落となりましたが、13日移動平均線がサポートとなり、翌28日には55日移動平均線の上抜けに成功しました。
現在、相場の移動平均線からの乖離率は7.3%となっており、若干買われ過ぎとも指摘されますが、RSIは依然70%以下の62.9%で推移しています。
第1図:ETH対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)
出所:Trading ViewのETH/USDチャートより作成
一目均衡表
一目均衡表では、4日に強い買いシグナルとなる三役好転を示現しています(第2図)。
足元の相場には上値の重さも確認されることから、一時的な売り戻しが入ることも指摘されますが、雲(抵抗帯)に相応の幅があるため、雲上限(154.06ドル)や転換線(149.52ドル)などがサポートとして機能することが指摘されます。
第2図:ETH対ドルチャート(一目均衡表)
出所:Trading ViewのETH/USDチャートより作成
ボリンジャーバンド
先月22日から拡散していたボリンジャーバンドですが、足元、若干収縮に向かっています(第3図)。
相場は先月22日、アッパーバンド+2σを上抜けボラティリティブレイクアウトを示現し、現在まで上昇バンドウォークを維持しています。
一方、直近高値がアッパーバンド+2σに到達していないことから、アッパーバンド+1σまたセンターライン(20日移動平均線)まで相場が戻ることが指摘されます。
【第3図:ETH対ドルチャート〈ボリンジャーバンド(20、±2σ、±1σ)〉】
出所:Trading ViewのETH/USDチャートより作成
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