Original Article:【リップル(XRP)】年末年始上値重く中期下降トレンド脱出できず:仮想通貨価格分析
リップル(XRP)の対ドル相場は、先月24日におよそ一月ぶりに心理的節目となる0.4ドルを上抜けしましたが、翌25日以降は上値の重い展開が続いています。
移動平均線&RSI
昨日までは、13日移動平均線が21日、34日移動平均線でゴールデンクロスを示現していましたが、本日は21日移動平均線を割り込みデッドクロスが出現しています(第1図)。
一方、21日移動平均線は、12月30日に34日移動平均線を上抜けしゴールデンクロスを維持しています。
相場は、12月25日より55日移動平均線をレジスタンス、21日移動平均線をサポートとしながら保ち合い相場となっていましたが、今月5日に21日移動平均線を割り込みました。
翌6日には再び同水準まで戻したものの、やはり55日移動平均線がレジスタンスとして昨日している模様です。
第1図:XRP対ドルチャート(13、21、34、55日移動平均線&RSI)
出所:Trading ViewのXRP/USDチャートより作成
一目均衡表
一目均衡表では、遅行線が好転していますが、3日に均衡表が逆転しました(第2図)。
6日には相場が雲(抵抗帯)下限を上抜けしましたが、本日は基準線(0.376ドル)付近から反落となっています。
この先は、雲の幅が広がってきているため、下限に沿って推移することも予想されます。
第2図:XRP対ドルチャート(一目均衡表)
出所:Trading ViewのXRP/USDチャートより作成
ボリンジャーバンド
足元、ボリンジャーバンドは急速に収縮しており、この先は急な値動きに注意を要するでしょう(第3図)。
相場は、4日にセンターライン(20日移動平均線)を割り込んだのち、6日に同水準まで戻しています。チャートポイントをブレイクしたのち、同水準まで押し・戻しが入った場合、直前の値動きと同じ方向に戻ることがあるので、この先はセンターラインからの相場の下放れが懸念されます。
第3図:XRP対ドルチャート〈ボリンジャーバンド(20、±2σ)〉
出所:Trading ViewのXRP/USDチャートより作成
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