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米テキサス州北部地区連邦地裁は、証券取引委員会(SEC)が導入した「ディーラー(dealer)規則」を無効とする判決を下しました。11月21日の判決により、SECが法定の権限を超えて規則を定めたと認定され、同規則は証券取引法に違反するとして無効とされました。
問題となったディーラー規則は、証券市場での規制対象を拡大することを目的として今年初めに導入されました。しかし、ブロックチェーン協会とテキサス州クリプト自由同盟(CFAT)は、この規則がSECの管轄権を不当に拡大し、デジタル資産分野のイノベーションを阻害するとして提訴しました。
裁判所はこの主張を支持し、SECによる「ディーラー」の定義が「法律の文言、歴史、構造からかけ離れている」と指摘しました。
ブロックチェーン協会CEOのクリステン・スミス氏は、「今回の判決は、デジタル資産業界全体にとっての勝利」と述べ、裁判所の判決を好意的に受け止めました。
ディーラー規則は、ブロックチェーン事業者や開発者に過剰なコンプライアンス負担を課すとして批判されてきていました。今回の裁判所の判決によって、業界関係者はこれを機に議会や規制当局がより明確かつバランスの取れた政策を目指すことを期待しています。
情報ソース:ブロックチェーン協会
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