
ドナルド・トランプ大統領の名を冠したミームコイン「$TRUMP」の上位保有者をトランプ氏のプライベートディナーに招待する計画に対し、民主党のジョン・オソフ上院議員らが「弾劾に値する違反行為だ」と厳しく批判しています。
オソフ上院議員は先週のタウンホールミーティングで、この計画を「自身を直接豊かにするミームコイン購入者へのアクセス権販売」であり「弾劾に値する」と断じました。他の民主党議員や監視団体からも「腐敗行為」「職権乱用」といった厳しい批判が相次いでおり、一部議員は米国政府倫理局に調査を要請する事態となっています。
This isn’t Trump just being Trump. The Trump coin scam is the most brazenly corrupt thing a President has ever done. Not close. https://t.co/CpDuxmS13d
— Chris Murphy 🟧 (@ChrisMurphyCT) April 23, 2025
問題となっているのは、5月22日に予定されている$TRUMPトークン保有量上位220名を対象としたガラディナーへの招待です。批判の背景には、トランプ氏自身がこのミームコインから間接的に利益を得る仕組みがあります。供給量の大部分を保有するトランプ氏関連企業が、トークン取引の手数料で収益を上げる構造になっていると指摘されています。
夕食会への招待発表を受け、$TRUMPの価格は一時50%以上急騰しましたが、利益確定売りも観測されており、長期的な価格見通しについては専門家から厳しい見方も出ています。さらに、プロジェクト側は規約でトランプ大統領自身の夕食会への出席を保証しておらず、不参加の可能性も示唆しています。
トランプ大統領のミームコイン保有者向け夕食会計画は、大統領職にある人物が自身の経済的利益と公務を関連付けることへの倫理的・法的な問題を提起し、議会や監視団体から厳しい批判を浴びています。ミームコインの投機的な性質と相まって、今後の展開と規制当局の対応が注目されます。
情報ソース:Youtube
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