
米国証券取引委員会(SEC)は、リップル(XRP)およびドージコイン(DOGE)に連動する暗号資産ETFの上場・取引承認に関する判断を、6月まで延期することを明らかにしました。規制環境の変化への期待から複数のアルトコインETF申請が出ていますが、SECは依然として慎重な姿勢を維持しているようです。
We also had the SEC delay decisions on Ethereum Staking and Dogecoin ETFs today. I am expecting more delays today or at least this week on some Solana and Hedera/HBAR ETF filings. This is expected IMO. Final deadlines for most of this stuff is in October 2025 or later. https://t.co/kOZNCSjy6c
— James Seyffart (@JSeyff) April 29, 2025
ここ数ヶ月、SECの暗号資産に対する姿勢が軟化しているとの見方から、多くの資産運用会社がビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)に続くアルトコインETFのローンチを目指し、申請を行っています。今年1月に就任したドナルド・トランプ政権下で、SECはいくつかの暗号資産企業に対する訴訟を取り下げたり、業界関係者との対話の場として公開円卓会議を開催したりしています。
さらに、新たに就任したポール・アトキンスSEC委員長は暗号資産に友好的とされ、先週の講演ではデジタル資産からの「大きな恩恵」を期待し、議員と協力して規制枠組みを構築する意向を示していました。
今回の延期は必ずしも否定的な兆候ではなく、規制当局が慎重に検討を進めている過程と捉えることができます。最終的な判断期限は多くの場合、申請から240日後(今回のケースでは10月頃)となるため、市場は引き続きSECの動向を注視していくことになります。
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