米国ノースカロライナ州の下院は、州が暗号資産などのデジタル資産へ投資することを認める法案（HB92）を可決し、上院での審議に移りました。州レベルでのデジタル資産活用に向けた法整備の動きが広がっています。
この「デジタル資産投資法」HB92は、州財務長官による適格デジタル資産への投資や、州職員年金プランへの組み入れ検討を可能にするものです。また、押収された暗号資産のための州営準備金の実現可能性調査も提案しています。なお、当初案にあった投資上限10%は、下院での審議を経て5%に修正されました。
この動きは、連邦レベルでの暗号資産推進の潮流と並行して、各州がデジタル経済での役割を模索している状況を反映しています。ノースカロライナ州では、ビットコイン（BTC）準備金設立を目指す別の法案（SB 327）も審議されています。
他にもアリゾナ州やテキサス州など複数の州で、ビットコイン準備金の設立や年金へのデジタル資産導入に関する法案が検討されていますが、一部の州では同様の動きが失速しています。
ノースカロライナ州での法案通過は、州レベルでの暗号資産制度化に向けた一歩であり、今後の上院審議や他州の動向が注目されます。
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情報ソース：Decrypto
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