
世界最大のステーブルコインUSDTを発行するテザー社が、AI分野への本格的な進出を発表しました。同社のパオロ・アルドイノCEOは、新たに「Tether AI」部門を立ち上げ、オープンソースのAI技術開発に取り組んでいることを明らかにしました。
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— Paolo Ardoino 🤖 (@paoloardoino) May 5, 2025
アルドイノCEOがXへの投稿で明かしたところによると、テザー社は現在、特定のハードウェアやデバイスに依存せず、あらゆる環境で動作し進化・適応可能なオープンソースの「AIランタイム(実行環境)」を開発中です。このランタイムは、特定のAPIキーを必要とせず、中央集権的な管理や障害点を持たない、完全にモジュール化された設計を目指しています。
さらに重要な点として、このAIランタイムにはテザー社の「Wallet Development Kit (WDK)」が組み込まれ、USDTやビットコイン(BTC)といった暗号資産による支払いをシームレスに統合できるとしています。アルドイノCEOは、「Tether AIの技術は、数十億のAIエージェントからなる、止められないP2P(ピアツーピア)ネットワークを実現するだろう」と、その壮大なビジョンを語りました。
テザー社は「Tether.ai」という専用ウェブサイトも公開しており、将来的には同社が開発するP2P通信アプリ「Keet」や他のデータツールとの連携も視野に入れていることを示唆しています。
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