
資産運用会社Bitwiseの社長であるTeddy Fusaro氏は、リップル社が、その保有する莫大な暗号資産XRPを背景に、多くの暗号資産関連企業を買収する能力を持っているとの見解を示しました。Fusaro氏の見積もりによると、リップル社が現在保有するXRPの価値は約930億ドルに上るとされています。
Ripple currently holds 4.49B XRP in wallets and 38.03B XRP in escrow.
At today’s price of $2.19, that’s over $93B in total XRP.
Ripple can buy a lot of crypto companies if they want. https://t.co/VPn3Sjdols
— Teddy Fusaro (@teddyfuse) May 5, 2025
リップル社の豊富な資産については、同社のブラッド・ガーリングハウスCEOも過去に言及しています。2024年12月時点では、保有するXRPの価値が1000億ドルを超えているとし、リップル社の企業価値評価はその膨大な資産を考慮すると低すぎると主張していました。
このような強力な財務基盤と、米国証券取引委員会(SEC)との長年の訴訟で有利な判決を得たことを背景に、リップル社はM&A(合併・買収)戦略を活発化させていると見られます。
最近の動きとして、リップル社は機関投資家向けプライムブローカレッジサービスを提供するHidden Road社を12億5000万ドルで買収することに合意したと発表しました。これは暗号資産業界における過去最大級の企業買収案件の一つです。
さらに、米ドル連動型ステーブルコインUSDCの発行元であるCircle社に対しても、リップル社が50億ドル規模の買収提案を行ったとブルームバーグによって報じられました。現在IPO(新規株式公開)を準備中とされるCircle社は、この提案を拒否したと伝えられています。一部では、リップル社がCircle社買収のために最大200億ドルを提示する用意があるとの未確認情報も流れましたが、根拠は不明確です。
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