
ビットコイン(BTC)価格が5月7日のアジア時間朝、一時97,000ドルを超える水準まで上昇しました。
今回の価格上昇は、ベッセント米財務長官とグリア米通商代表が、中国側のカウンターパートとスイスで会談するとの公式発表とタイミングを同じくしています。これは、トランプ政権下で始まった米中貿易摩擦以来、初めての本格的な協議再開となります。
市場アナリストからは、この動きが貿易紛争解決への期待を高め、市場全体を「リスクオン」モードに転換させたとの指摘が出ています。
また、同日にはインドとパキスタン間の紛争が激化したとの報道もありました。LVRG Researchのニック・ラック氏は、この地政学的リスクの高まりも市場のボラティリティを押し上げ、ビットコインが伝統的市場のリスクヘッジ手段として買われ、価格を押し上げる可能性があるとの見方を示しています。
アジアの株式市場では、中国人民銀行による追加の金融緩和(7日物リバースレポ金利と預金準備率の引き下げ)発表を受け、香港のハンセン指数や中国本土のCSI 300指数が上昇しました。一方、日本の日経平均株価は小幅に下落し、前日の米国主要株価指数も下落しています。
情報ソース:The Block
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