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自称「ビットコイン発案者」のライト氏訴訟騒動起こす BSVに影響は【フィスコ・アルトコインニュース】

2019/04/12 15:06
FISCO

仮想通貨ビットコインSVの牽引者で、ビットコインを発明した匿名の人物「サトシ・ナカモト」が自身であると2016年に発言して有名になったクレイグ・ライト氏が、ツイッター上で同氏を「詐欺」と発信する人物に対して名誉棄損で訴訟すると連絡したことが明らかとなった。仮想通貨メディアのビットコイン・マガジンが報じた。

ビットコインSV(BSV)とは、2018年11月にビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク(機能向上のための技術仕様変更)によって新たに誕生した仮想通貨である。ビットコインSVとしてビットコインキャッシュから分裂する際、先頭に立ったのがライト氏だった。

ライト氏が訴訟するとしているのは、ビットコインの取引処理能力向上をはかるライトニング・ネットワークという新技術の普及目的でツイッター上で拡散されている「ライトニング・トーチ(Lightning Torch)」という運動を始めた人物で、ユーザー名は「Hodlonaut」という。

ライト氏がサトシ・ナカモトではないという界隈の意見は多く、たびたび「ライト氏は詐欺」という意味合いのハッシュタグがツイッター上で散見される中でライト氏はこれに対して「訴訟する」というコメントを続けていた。「Hodlonaut」氏もまたライト氏がサトシ・ナカモトではないとする発言を行っていた。

今回の「Hodlonaut」氏への連絡はツイッター上でライト氏の弁護士から行われており、ライト氏が「サトシ・ナカモトの背後にいる人物」であるとして「Hodlonaut」氏に対して名前、住所、Eメールアドレスを要求するとともにライト氏に関する一連の発言を撤回・削除して謝罪することを求める。もし「Hodlonaut」氏が情報開示しない場合訴えを裁判所に申請するとしている。

こうした一連の騒動に対して海外ではビットコインSVの取り扱いを仮想通貨取引所はやめる方がよいという声も出ており、大手仮想通貨取引所バイナンスのCEOであるジャオ・チャンポン氏もツイッター上で「クレイグ・ライトはサトシではない。これ以上こうした騒ぎがあるなら、(ビットコインSVの)取り扱いをやめる!」と発言している。

<SI>

配信元: FISCO 株・企業報

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