ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

※広告非表示の他にも、みんかぶプレミアム会員だけのお得なサービスが盛りだくさん!

みんかぶプレミアムとは みんかぶプレミアム会員になる すでにプレミアム会員の方はログイン

フィスコ仮想通貨取引所の今後 vol.2 ~FDAG代表取締役 八木隆二氏インタビュー~【フィスコ 株・企業報】

2019/04/25 16:48
FISCO

◇以下は、FISCO監修の投資情報誌『FISCO 株・企業報 Vol.7 −米中冷戦の行方と日本の未来』(3月29日発売)の特集「フィスコ仮想通貨取引所の今後」の一部である。全4回に分けて配信する。


2018年11月22日、フィスコのグループ企業であるフィスコ仮想通貨取引所(以下、FCCE)は、テックビューロ社が運営していた仮想通貨取引所Zaifの事業を譲り受けた。今後FCCEはどのように将来を見据え、進化していくのだろうか。フィスコデジタルアセットグループ(以下、FDAG)代表取締役、兼カイカ取締役会長の八木隆二氏に話を伺った。

■仮想通貨マーケットの過渡期フェーズとは

中央集権的な仕組みと分散型の仕組みがミックスしたようなマーケット「過渡期フェーズ」には、2つのフェーズがあると考えている。まず1つは、既存金融の商品化である。仮想通貨の先物、オプション、ETFといった既に存在している金融商品に仮想通貨を当て込むという商品が多く出来上がっていくだろうと思う。

これは世界的な潮流になっている。例えば、2018年12月に取引開始が延期されたBakktのビットコイン先物取引はその象徴である。Bakktは、ニューヨーク証券取引所の親会社インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)が創設した仮想通貨プラットフォームであり、今やマイクロソフトやスターバックスなどが出資し、市場を整理しようとしているところだ。

つまり、仮想通貨を金融商品としたバリュエーションに対し、世界大手の企業や米国の証券取引所が非常に有力視しているということで、今後もこの潮流は変わらないとみている。証券法などを考慮すると、様々な問題が存在するとは思うが、これは時間が必ず解決して、マーケットは整備されていくだろう。

もう一つの流れは、既存金融のトークン化である。法定通貨、株式、債券といった既存の金融をデジタルトークン化、ブロックチェーン化するということだ。

これら2つの流れが今後ますます発展していくとみており、FCCEは、このなかでサービスを提供し、そのマーケットにおけるリーダーになっていきたいと考えている。

■過渡期フェーズでは、これまでのウェブマーケティングが通用しない

2017年のような期待形成フェーズでは、従来型のウェブマーケティングや顧客基盤の獲得によって利益を獲得していた。しかし、これからの過渡期フェーズや分散化フェーズにおいてはそれが成功の要因にならず、代わって証券組成等の既存金融技術、ブロックチェーンエンジニアリング技術といったものが成功要因になる。

これは裏を返せば、今までは証券組成の技術やブロックチェーン組成の技術があったとしても、成功に寄与しなかったということだ。ごく普通のウェブマーケティングを行って顧客を獲得することが、仮想通貨取引所の成功要因であったが、これからは変わってくる。

ブロックチェーンをいかに金融に活かすか、金融をいかにトークン化することができるか、これからは仮想通貨と金融商品との融合がどんどん進んでいく。このため、法律との間のコンフリクトをきちんと解決させるリーガル・エンジニアリング(法工学)、スマートコントラクトを実装するという意味でのブロックチェーンエンジニアリングといった能力を備えている会社・組織が勝つ。そういうマーケットになるだろう。

(つづく~「フィスコ仮想通貨取引所の今後 vol.3 ~FDAG代表取締役 八木隆二氏インタビュー~【フィスコ 株・企業報】」~)

【八木隆二 Profile】
2010年フィスコ入社。ネクス取締役(現ネクスグループ)、ジェネラルソリューションズ(現フィスコIR)取締役などを経て、2015年カイカ代表取締役会長に就任。2018年12月よりカイカ取締役会長と なる。現在、フィスコデジタルアセットグループ代表取締役を兼任。


<HH>

配信元: FISCO 株・企業報

暗号資産(仮想通貨)最新ニュース

NEW24/04/20 (土) 04:54

レイヤー1「Ton」にUSDTが対応|約100億円のインセンティブプログラムも実施

Telegram発のレイヤー1ブロックチェーンTon(TheOpenNetwork)にTether社が手掛けるステーブルコイン$USDTが新たに対応します。関連:テレグラム発のTONチェーン特化型スマホが登場|[&#82...

NEW24/04/19 (金) 18:39

モジュール型ブロックチェーンプロジェクト「Avail」、エアドロップを発表

Availが$AVAILトークンのエアドロップを発表しました。今回のエアドロップでは6億枚の$AVAILが割り当てられます。Avail’sUnificationDropishere.https://t.co/2[&#82...

NEW24/04/19 (金) 12:56

FarawayがYuga Labsのゲームタイトルを買収

Farawayが、YugaLabsのゲームである「HV-MTL」と「LegendsoftheMara」を買収したことが発表されました。これまで「DookeyDash:Unclogged」や「Legendso[&#8230...

暗号資産(仮想通貨)ニュースを全て見る

暗号資産(仮想通貨)最新コラム

NEW24/04/20 (土) 09:01

2024年4月20日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

4月20日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはInternet Computer、下落率トップのはBoba Networkでした。なお、過去7日間において、 Lisk が +10.78%の上昇。

24/04/19 (金) 09:01

2024年4月19日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

4月19日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはLisk、下落率トップのはMakerでした。なお、過去7日間において、 Dai が +2.18%の上昇。

24/04/18 (木) 09:01

2024年4月18日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

4月18日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはHuobi Token、下落率トップのはQtumでした。なお、過去7日間において、 Dai が +1.93%の上昇。

暗号資産(仮想通貨)コラムを全て見る

おすすめ仮想通貨取引所

  • Coincheck
    27種類の暗号資産が約500円から購入可能

    東証1部上場のマネックスグループの取引所 23仮想通貨へ約500円から投資可能!人気のアプリはダウンロード累計326万

  • DMM Bitcoin
    アルトコインのレバレッジ取引が魅力!

    FXサービスで培った使いやすく見やすいスマホアプリが特徴。チャート4分割やスピード注文で快適な取引を実現!

  • GMOコイン
    アルトコインを空売りできる取引所

    ビットコインFXのスプレッドが国内最狭水準で提供!いつでも買いたい時に買いたい値段で取引が可能