■カタパルトを支援する「ネムスタジオ」正式発表
仮想通貨XEMにも関わるネムの次世代バージョン「カタパルト」に関する新たな進展が発表された。
NEMホールディングスとNEM財団が共同で、カタパルト開発に係るバックエンドの支援団体「ネムスタジオ」を正式に発表した。
ネムスタジオの開発関連経費は、「NEMコア」によってサポートされる。
<ネムスタジオの役割>
・高速かつ拡張性を持つブロックチェーンソリューションの実現を支援
・カタパルト・コアに携わるCTOと開発チームの募集
ネムスタジオとNEM財団が主導で、NEM2の中核となるカタパルトはコアのNEMエンジンとして、パブリックおよびプライベートブロックチェーンの促進を行う。なお、コアのNEMエンジン利用事例としては、デジタル資産の生成・非中央集権スワップ・高度な口座システム・ブジネスロジックモデリングなどが挙げられているという。
NEM財団とネムスタジオの関係性において、ネムスタジオはNEM財団が導入した「サービスプロバイダー形式」を通して契約の連携で事業を進めるようだ。
NEM財団の理事長を務めるAlexandra Tinsman氏は、ネムスタジオとの連携について「ネムスタジオはバックエンドユーザーベースの利用しやすいネットワークの構築に注力する」と話す。
『我々は、年内リリースされる予定のカタパルトの最終段階に向けて、エコシステムへの貢献に全力で務める』
■カタパルト(NEM2)ロードマップ
NEM財団は3月29日、「カタパルト」のロードマップを公開し、そのメインネットローンチや実利用に対して、業界と市場による期待と関心度が高まっている。
2019年Q3(7〜9月):カタパルトのテストネット公開
2019年Q3後半〜Q4初期:カタパルトのメインネットでの公開
2019年Q4(10〜12月):STOトークンのコンプライアンスやクロスチェーン・アプリケーションのサポート、投票センター、カタパルト・アカデミー教育プログラム等
2020年以降:IoTを実現する機能、ライトニングネットワークへの対応、ステーブルコインの発行支援等
(記事提供:コインポスト)
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