4/13 中国政府、標準化委員会を設立 国有銀行デジタル人民元テストアプリをリリース
中国政府は国を挙げてブロックチェーン領域の革新の加速に乗り出しました。
中国政府は、15の組織から結成される技術委員会を立ち上げ、ブロックチェーン、分散型台帳技術の基準を検討していくことを発表しました。
テンセントやバイドゥ(百度)などの大手民間企業も参加する予定とのことです。
また、中国の大手国有銀行「中国農業銀行」がデジタル人民元に対応するアプリのテスト版をリリースしたことが明らかになりました。
中国農業銀行が開発したモバイルアプリのスクリーンショットが14日にWeChatに投稿されており、同行がデジタル人民元のユーザーインターフェース(UI)を既に開発していることが示されました。
テスト用アプリケーションは、中国農業銀行のウェブサイトからダウンロード可能で、iOSとAndroidの双方に対応しており、QRコード決済、送金と受け取り、ユーザー登録機能などが装備されていることが確認されています。
登録できるのは事前に承認されたユーザーのみで、テストは現在、雄安、蘇州、成都、深センの4都市で実施されているとのことです。
今回のテスト運用が成功すれば、中国は世界に先行して法定通貨のデジタル化を実現することになります。
4/15 金融安定理事会(FSB) グローバルステーブルコイン規制について公文書を発表
世界主要20か国・地域の金融システムの安定化と促進を担う金融安定理事会(FSB)は、米Facebookが開発を進めている仮想通貨Libraのように、世界的な利用が想定されるグローバルステーブルコイン(GSC)についての具体的な規制に関する公式文書を発表しました。
発表された文書は、継続的で効果的な規制の促進を目的とし、10点以上の高水準な勧告を67ページに及び掲載しているとのことです。
FSBはステーブルコインが国内外で決済手段や価値の保存手段として利用されることを想定し、GSCの利用に付随するリスクの軽減を目指すとする一方で、技術革新のサポートや柔軟に対応する姿勢を示しています。
FSBは、7月15日までパブリックコメントのために文書の公表を行うとしており、集まった意見を考慮した上で最終的な勧告は今年10月に発表する予定としています。
4/16 ビットコイン半減期目前 ハッシュレート急回復
半減期が約1ヶ月後に迫るビットコインのハッシュレートが急速に回復しました。
新型コロナウィルスの危機を懸念の影響で価格が急落し、採算が取れなくなったマイナーの撤退の懸念が広がっていましたが、市場の続落の懸念が和らいだことを確認したマイナーが半減期に向けてマイニング事業に戻ってきている可能性があるとみられています。
大手マイニングプールPoolinによると、マイニングのハッシュレートの回復の要因には以下の3点が挙げられると言います。
・新たなマイナーの参入
・ビットコインキャッシュやビットコインSVなどの他のチェーンからの切り替え
・半減期前の駆け込み需要
ハッシュレートが上昇することで、ネットワークには多くのハッシュパワーが集中し、悪意のある攻撃に対する耐性が強化されることから、ビットコインの価格にのプラスに作用すると考えられます。
こういった背景からも、ハッシュレートはビットコイン価格と強い相関関係を持つ重要な指標の一つと考えられています。
4/16 ビットコイン価格、反発の兆し
ビットコイン価格は、一時1時間で200ドル急落し6,500ドル付近まで下落しました。
仮想通貨アナリストのBigChedsは、現在の価格動向が、6時間足のボリンジャーバンドの下枠を破ったことを指摘しました。
出典:https://twitter.com/BigCheds
ボリンジャーバンドは、価格の変動範囲を予測する指標です。
下落相場でバンドの下値にあたる場合は短期間で売られ過ぎのシグナルとされています。
今回も下値を破っているため、今後価格が反発する可能性が高いとみられています。
今年3月末にもボリンジャーバンドの下値に当たった際には、2日間で2%上昇しています。
半減期も迫っていることから、長期的にも上昇する兆しが指摘されています。
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