マネックスグループの完全子会社であるマネックス証券は、7月8日20時より仮想通貨(暗号資産)のデリバティブ取引を提供開始しました。
マネックスグループはCoincheckも傘下におさめており、7月1日付けで日本暗号資産取引協会(JVCEA)に第一種会員として入会したことを発表しています。
証券サービス業界でのリーダーとして、公正な暗号資産取引を行う方針を明確に示しているようです。
【プレスリリースのお知らせ】
暗号資産CFDの取扱いを開始!
本日20:00サービス開始予定
取扱い開始に伴い「一般社団法人 日本暗号資産取引業協会(JVCEA)」にも加入しました。https://t.co/sYpOLL3NP4
— マネックス証券 (@MonexJP) July 8, 2020
マネックス証券のデリバティブサービスの概要
取扱い銘柄は代表コインの4種、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、で日本円建てペアのラインナップです。ロングとショートの両建ても可能です。
取引手数料は無料ですが、最大2倍というレバレッジ手数料は0.04%となっており、ロスカット水準については、証拠金維持率が100%以下ですが、120%以下でプレアラートされるようです。
取引は、土日祝日は24時間気にせず没頭できそうですが、毎週水曜日のメンテナンス時間12:00~20:00および平日はその他に15分程度入出金不可の時間帯があるようです。
スマホ専用アプリ「MONEX TRADER CRYPTO」が提供されており、iPhoneおよびAndroid版共にアプリがインストール可能となっています。
(出典 https://info.monex.co.jp/news/2020/20200708_04.html)
差金決済取引CFDとは
暗号資産を取引するCFD(Contract For Difference)は、売買結果の差額のみを決済するという方式の、金融派生商品(デリバティブ取引)のひとつです。値動きは市場を参照しているものの現物である暗号資産を受け渡すのではありません。
注文方式は、ストリーミング、FIFO、指値、逆指値、IFC、OCOおよびIFOなどがルールに記載されています。
(出典 https://info.monex.co.jp/news/2020/20200708_04.html)
日経新聞が報じるところによると、仮想通貨のCFD取引を開始することになったのは、主要ネット証券では初の事例ということです。
CFDを利用するためには、マネックス証券の「証券総合取引口座」と「暗号資産CFD口座」の2つの口座を開設する必要があります。(口座も口座開設・維持費は無料)
口座開設はマネックス証券公式HPへ(外部リンク)
暗号資産CFDデリバティブの税額は
残念ながら、FXや先物取引などが雑所得で申告分離課税の対象となるのに比べると優遇されているとは言えません。
課税方法は、総合課税(雑所得)で扱われ、給与所得など他の収入と合算されて税率が決まるようです。
つまり、他にも雑所得がある方や、たくさん利益が出た場合は、5%から45%までの7段階で税金がかかってきます。
マネックス証券のFAQにも回答がありますのでご確認ください。
今年はコロナで確定申告もスケジュールが大幅にずれていましたが、確定申告の際はあらためて国税庁および管轄の税務署のホームページを確認することをお勧めします。
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