中国工業情報化省傘下のシンクタンクである中国情報産業省電子情報産業発展研究院(CCID)によるブロックチェーンの格付評価の8月分の結果が発表された。
同格付は5月に初回が発表されて以降、4回目の発表となる。今回は、イオス(EOS)が3ヵ月連続で1位となった。2位はイーサリアム(ETH)、3位にはコモド(KMD)が続き、ビットコイン(BTC)は10位となった。そのほか、ネビュラス(NAS)、ネオ(NEO)、ステラ(XLM)、リスク(LSK)、GXChain(GXS)、Steem(STEEM) が10位以内にランクインしている。
同格付評価では、世界の主要なパブリック・ブロックチェーンを対象に、基礎技術、応用性、革新性の3項目により評価が行われ、順位は各指数の合計値によって決定される。パブリック・ブロックチェーンとは、世界中の誰もが取引や取引の承認作業に参加可能な非中央集権型でオープンなブロックチェーンを指す。
ビットコインは、前月発表時には16位だったのに対し、大きく順位を上げており、革新性の項目において全体で最も高い評価を得た。直近1カ月ではビットコインや他の仮想通貨において、大きな技術革新やコードベースの変更はなかったことから、最初に登場したブロックチェーンネットワーク及び仮想通貨としての実績の長さやステータスが評価につながったことが推測される。
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