中国上海市が「上海市製造業の高品質な発展を促進するための3カ年行動計画(2023-2025)」を公開し、ブロックチェーン技術やWeb3に対して今後取り組んでいく姿勢を示しました。
上海市は、同エリアの製造業が市の経済発展やイノベーションのサポートを果たす行動計画を策定。作成された行動計画を元に2025年までに同産業の付加価値として1.3兆元(約25.6兆円)を超えることを目指すとしています。
同市は、上記目標を達成するためにメタバースや低炭素・グリーン技術の推進、ブロックチェーン・Web3.0による新たなデジタル経済の発展に向けた取り組みを進めていくとし、張江、臨港、大零号湾等のエリアに未来産業開拓区を建設すると述べています。
先日、中国北京市は「インターネット3.0」ホワイトペーパーを公開しました。
同市は上記文書の中でWeb3やブロックチェーンについて、さらなる経済発展に不可欠な要素として高い評価を下しています。
先日、ステーブルコインUSDCを手掛けるCircle社CEOのアレール氏は米下院に登壇。昨今インターネットベースの代替決済システムの発展が6Gネットワーク、量子コンピュータ、AI、ブロックチェーンなど複合的な技術により加速されており、中国が左記について最も理解が進んでいると発言し、米ドルが岐路に立たされていることを指摘しました。
中国特別行政区香港で個人に対する仮想通貨取引所サービスの提供が6月から解禁されるなどの動きも見られるなか、今後の世界情勢に注目です。
記事ソース:上海市
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