先週金曜から日曜まで中国の深センを訪問し、現地の仮想通貨業界を視察してきました。

米中貿易戦争への警戒心は強いようで、彼らも国内景気の悪化を睨み、人民元からビットコインなどの仮想通貨へと資産を変化させている投資家はかなり多いだろうと思っていました。

2016年後半にビットコインの価格が上昇した要因は、中国人のキャピタルフライト(資産逃避)でした。当時は中国でBTCChinaやOKCOINなどの取引所が、世界中の仮想通貨の取引のほぼ100%を占めているほどでした。

 

◇世界の月間取引高

出所:Bitcoin日本語情報サイト

 日本円換算、単位:億円

この図を見ると、チャイナマネーが仮想通貨市場に与える影響の大きさが分かりますよね。

中国では、1年で5万ドルしか海外に送金することができません。

そこで仮想通貨に目を付けた中国人は、人民元をビットコインに両替しハードウォレットに入れて海外へ飛び立ちます。そして、現地通貨や不動産を購入すれば、年間5万ドルの規制をクリアできるのです。

そのことを問題視した中国当局が、中国人の取引所利用を禁止したというのがこれまでの流れとなっています。

中国のマイニング事情

では、マイニングはどうでしょうか。

中国でのマイニングは表向きは禁止となっておりいますが、至ることろでマイニングされているという話を聞いたことがあると思います。

実際は、一般人のマイニングは禁止となっており、特区や共産党員関係者のエリアだけは水面下で認められているという現状だそうです。

監視も行き届いており、マイニングマシンを運ぶ際には、各省の通関で検査が入り、賄賂を要求されるとのこと。このため、中国で新しいマイングマシンが販売されても、まずマイニング地に運ぶことが困難なのだそうです。

またファーウェイの問題もあり、国家をあげて5Gの覇権を握るためにスマートフォンの部品を製造し、米国との戦いに備えているようでした。

深センにあるスマホ部品の下請け工場を訪問したのですが、以前はビットメインのASICを生産していたそうです。現在はごく僅かとなっておりとなっており、5G端末向けの部品生産にシフトしているとのことでした。工場を案内してくれた技術者の話では、2018年にGMOグループが視察に来たこともあるとのことです。

つまり、今後はマイニングマシンの供給が極端に少なくなる可能性があるのです。

マイニングマシンには寿命があり、3年程度と短期です。24時間365日フル稼働するので仕方ありません。つまり、2017年から稼働したものは今年から2020年にかけて壊れてくるでしょう。2018年に発表されたビットメインの最新機種であるS15やS17が市場にまったく出回っていないのは、こういった理由が背景にあったのです。

これは仮想通貨への投資の大きなチャンスです。

今後もマイニングマシンが当面市場にでないということは、ハッシュパワーが減少する代わりにディフィカルティーは上がりづらくなります。マイニングペースも上がりづらくなるため、マイナーからの仮想通貨の売り圧力が減少に価格にはポジティブとなります。

そうなると、今の状況と同じで、価格が上がればマイナーからの仮想通貨の売却時期が遅れ、需給が改善。価格が上昇するので新規マネーが入り買いが買いを呼ぶ展開となりやすくなります。

2018年のように、価格は横ばいでもビットコインのマイニング難易度が上がり続けてマイナーが疲弊するという状況にはなりづらいのです。

多くのマイナーは、こういった状況を理解していることでしょう。

なので、彼らも仮想通貨の売却は急がないのではないでしょうか。

 

こう考えると、今年はまだまだ上値余地がありそうです。2017年のようなバブルにも似た相場が到来する可能性もあります。

良い値段で仮想通貨を買えているのであれば、まだまだ保有し続けて良いのではないでしょうか。

 

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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