Dappradarとは-注目が集まる分野のキープレイヤー
Dappradarは2018年の2月から現在まで現在2500以上のdapps、11000以上のスマートコントラクトを計測しており、イーサリアムプラットフォームに限らず、EOS(イオス)、Tron(トロン)など様々な8つのブロックチェーンをカバーしています。今後はさらに多くのブロックチェーンの計測をしていく予定です。
Dappradarはdapp関連の信頼されるプラットフォームとして、すでにリードするポジションにあります。
私たちはこの急成長するマーケットにおいて、dappに関連する信頼できるデータパブリッシャとして、またdappの開発者たちと共にプロジェクトを進めていき、さらに業界が成長できるように動いています。
今月の始めにNaspers VenturesとAngel Invest Berlin、Blockchain.comから233万ドル(日本円で約2.4億円)の資金調達を成功させ、私たちの描く将来の目標を達成するためのプロダクトの研究にさらに注力し、それを支えるチームの拡大もしていこうと思います。
研究開発に調達した資金を投下をし、さらに多くのプロジェクトがたくさんの人にサービスをリーチできるよう私たちのプロダクトの機能を拡充していくことを直近の計画として考えています。
私たちはdappの業界が、長期的な視点に立つとさらに成長していくということを示唆するエビデンスを持っています。そして私たちDappRadarはその業界の将来がさらに大きなものになるような手助けをするビジネスを構築しています。
現在開発を進めているローンチ間近のプロダクトについては話すことはできませんが、今回の資金調達によって私たちのプロダクトをさらに素晴らしいものにすることができると確信しています。
Dappradarが今後行っていくこととは?
私たちは現在プロダクト開発に注力をしていると言いましたが、その具体例として、プラットフォームのフロント・バックエンドを改善し、提供しているdappデータを利用する人が簡単に手に入れられるようにすることが挙げられます。
また、今後も引き続き、dappの業界でよくある、トラフィックの改ざんや操作された数字などを検出しランキング上位に不当に食い込んでくるdappを排除していきます。残念ながら、私たちの競合サービスではそういった改ざんや操作された大量のトラフィックを持つdappを上位表示しているところが多くあります。
これらは現在の延長ですが、ここに加え私たちはさらにチャレンジングな計画もありまして、今回の投資をしてくださったファンド等はその実現の手助けをしてくれます。
私たちは、あらゆるdappのデータを正確に収集していますが、ここにさらなるデータレイヤーを追加し、DappRadarがこの分野での競合優位性を築き、ユーザーが求めるデータをさらに収集できるようにしようと考えています。
ここに加えて、さらなる最新かつとても面白いデータ収集プロトコルも実装を予定していて、2019年末までは開発などでとても忙しい日々を過ごすことでしょう。
ぜひこの新しいプロダクトを楽しみにしていてください!
そもそもDappという業界を選んだ理由とは?
Dappはスマホなどのアプリケーションのようにとても有益なものです。
Dappの裏側にあるテクノロジーによって、ユーザーはデータをさらに安全に、そして自分のものとしてコントロールすることができるようになります。
これはどういうことなのか。
具体的に言いますと、dappsを利用すれば、私たちは銀行のローンや送金等の口座各種サービスを銀行にわざわざ行かずに利用することができるようになるのです。
また、私たちはゲームを通して稼げるようになりますし、これまでとは違い一つのゲームで使っていたキャラクターやアイテムなどを他のゲームでも使えるようになるのです。
もっと身近で具体的な例を挙げるとすれば、あなたが海外に飛行機で出かけようとした際、飛行機が3時間も遅延して損害金を受け取ることになったとします。今ですと時間がかかる書類作成・提出をし、さらにお金の受け取りは数週間から数カ月も待つのですが、dappsであれば面倒な手続きも無駄な時間待つことも無くすぐにお金を受け取れるようになるのです。
これらdappsで可能になることを考えると、この分野を選ばない理由はないと思いました。
Dappsを取り巻く環境、市場は今後どうなっていくか?
一つdappの市場が今後どうなっていくのかを理解するため、私たちに投資をしてくださったNaspersというゲーム開発会社が興味を示したゲーム業界の例で説明します。
16~20兆円とされるゲーム市場で、これまでのゲームはゲームユーザー一人当たり、5千円ほどの売り上げを上げています。
一方dapp ゲーム(ブロックチェーンゲームとも呼ばれる)はゲームユーザー一人当たり5万円もの売り上げを最初の一年で記録しています。
アップルがApp Storeを始めた年、その売り上げは4200億円ほどでした。一方でdappのマーケットは6700億円以上の売り上げを記録しています。
これらの数字を見れば、dapp業界の持つポテンシャルは明確だと思います。
今後dappゲーム業界は、多くの一般ユーザーが利用するようになるような門戸を開く、流行を作るプレイヤーが必要なのです。それはモバイルゲームにおける、アングリーバードを開発したRovioのような存在と言えます。
上記で述べたデータを読み解く際に大事になってくるのは、モバイルゲームをしている層とdappを活用する層が違うということを理解することです。
それぞれを単純に比較するのは難しいことです。
Dappradarでは、dappを利用するユーザーがトランザクション(何かしらの課金行為等)を行った時点を計測しています。一方一般的なモバイルゲームではゲームアプリを開いた時点を計測を行っています。データによると、モバイルゲームではゲームをプレイするユーザーの1%だけがゲームの中でトランザクションを行っています。
つまり、現在のDappゲームを行っているユーザー数の数字は小さくは見えますが、ゲームを立ち上げる人はDappradarにある数字の100倍と考えられるのです。
私たちDappradarはdapp開発者がdappユーザーエクスペリエンスを高めるアプローチをすることで、利用者増や使用ケースが増えていることを見てきました。
本当に利用価値のあるdappsもありますが、まだまだ利用者が増えていないことは現在の最も大きな障壁です。
Dappradarでは、Tron(トロン)ブロックチェーンで、NFTsの利用を中心としたdappsの成功事例を多く見てきました。このTronのモデルは、現在のdappsにおける最もユーザーを魅了する利用法なのではないかと思っています。NFTを利用した方法はdappを利用しするユーザーにとって速く・使いやすい・安定したモデルとなりうるでしょう。
今後Dappradarにとって戦略的に重要な市場とは?
現在、dapp等のテクノロジーにとてもフレンドリーな国と全くそうでない国が存在しています。
西洋の先進国の中には、これらのテクノロジーは実用的な結果を生むものではなく過大評価されたものと考えるか、ブロックチェーンは次の破壊的なイノベーションになりうるという考えに取りつかれているようです。
しかし、一方で他の地域ではこれらの地域とは全く違い、この分野のテクノロジーを好意的に捉えたり、多くの人がこのテクノロジーでこれまでの金融を大きく変える(より自由にする)ものとして、開発をしている地域もあります。
私は一つの仮説として、旧来のインフラが整っていないような国は今後重要になると考えています。
例えば、アフリカにすむ人々は人生で一度も銀行口座を持たない人達がいますが、彼らは選択肢がないからこそ、dappのような分散型のテクノロジーで作られ、これまでのシステムよりも断然コストのかからないローンなどの金融サービスを選ぶようになるのではないかと思います。
Dappradarを利用する人達は世界中にいます。私たちは日本も重要な地域と考えています。日本はすでにゲームの巨大な市場が存在し、多くの人がゲーム業界においても新たなテクノロジーを求める進んだ市場だからです。
私たちは日本におけるdappのさらなる普及に力を入れ、日本市場においても優位なポジションを確立できるようにしたいと考えています。
Dappradarは日本市場にどのように参入していくのか
Dappradarでは、日本を含むアジア地域を担当するマネージャーであるGrace Tongがいます。彼女が日本やアジア地域でのDappRadarの認知を高める活動をしてくれています。
Graceは最近では、Tokyo Blockchain Games Conference(TBGC)にて登壇し、そのカンファレンスでdappがゲーム業界に与える影響の大きさがいかほどかを肌で感じたと言っています。
現在、私たちは日本のdappに対する市場の温度感、文化について少しずつ理解を深めようとしています。
私たちは日本市場のdappに対する認知度や、ポテンシャルを感じていますし、日本のdapp開発者やdappに関連するプレイヤーとのコラボレーションが今後起こることを楽しみにしています。
またDappRadarとしては、日本では他の地域よりも特に信頼性・正確性に注力をしたプロダクトを提供できればと思っています。それはブロックチェーンテクノロジーが世界の注目を集めた要因となった長所でもありますが。
日本のdapps市場について知ってどのようなことを感じましたか?
私たちのアジア地域担当マネージャーであるGraceが東京ブロックチェーンゲームカンファレンスにて登壇し、その熱気を感じたとお伝えしましたが、日本では6760万以上のゲームがあり、2018年は約2兆円もの売り上げがあり、世界でも三番目に大きな市場です。
日本では、早くからブロックチェーンをゲームに取り入れるということを行っており、とても先進的で熱狂的な雰囲気があることがとても魅力的だと思います。
結果として、私たちDappradarでは日本からのトラフィックが数カ月前より増えてきておりまして、それらの一般ユーザーさんにこれまで通り正確なデータを提供するのはもちろん、dappの開発者たちと協業をし彼らのユーザーを世界中で手に入れられるようにお手伝いできればと思います。
Dappradar公式サイトはこちら(https://dappradar.com/)
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