昨日から噂になっていたバイナンスの日本進出ですが、今日の午前11時ごろ、Zコーポレーション、Taotao、バイナンスの3社が日本市場における戦略的提携に関する交渉開始に同意したことが発表されました。
参考:国内取引所TAOTAOがBinanceとの戦略的提携に関する交渉を開始
これにより、バイナンスで取り扱いがあり国内において人気のある仮想通貨、モナコイン(MONA)とネム(XEM)が勢い良く上昇しています。15日から動き出したモナコインは、一時50%近く上昇し158円を付けました。
仮想通貨市場の売買代金は連日15兆円前後と高い水準となっており、活況を呈していますね。
さて、今回は以前好評だった(ビットコイン急騰後の高値掴みを探る)の記事で解説しましたビットコインの出来高分析を行いたいと思います。
100万が大きな節目に
さて、 トレーディングビューの出来高プロファイルを利用して見てみましょう。なお、価格情報はビットフライヤーとなっています。
◇ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート
参考:TradingViewの出来高プロファイルの使い方や設定方法を図解
100万円付近は、10月末から11月前半にかけて揉み合った価格帯ですから、多くの出来高がありました。それだけ、買いポジションが捕まっている可能性があります。つまり、100万円に近付くと「やれやれの売り」が出てきて、上値が重くなる可能性があります。
※価格帯の一つが全体の出来高、色分けされている左側(黄色)が売り、右側(青色)が買いの比率
では、TaoTaoの情報ツールであるトレードブロッターも見てみましょう。
出所:trade-blotter.taotao-ex.com
左側が、TaoTaoユーザーの未決済ポジション。右側が指値情報となっています。
未決済ポジションを見ると、75万円台で買っており、20万円ほど利益が出ている投資家が多いことが分かります。素晴らしいポジショニングですね。
一方で85万円付近では売りポジションが捕まっていることが分かります。これは、11月末と12月23日の高値付近であり、1月7日に突破するまではレジスタンスラインとして機能していたからでしょう。大きさは103BTCですから、ざっと1億円近いことが分かります。
一般的に、買いポジションよりも売りポジションの方が決済が早い傾向にありますので、これらのポジションが決済されるときにはショートカバーが発生し、相場が上に走る可能性が高くなりそうです。