5月12日にビットコインは半減期を迎え、それから約2週間が経ちました。半減期を迎えたことによって、ビットコインのマイニング報酬が半分になったため、約9億円の売り圧力が減少したことになります。売買代金からするとわずかな額ですが、過去の半減期後と直近の値動きを見る限りでは強い上昇材料になっていると考えています。

参考:ビットコインは3回目の半減期を通過、現状まとめ

半減期前には90万円だった価格は100万円を超える程まで上昇し、現在は102万円となっています。この2週間は90万円台後半を中心とした大きなレンジ相場となっており、高値のブレイク待ちという状況でしょうか。

何度も106万円をトライしているため、このまま高値更新を期待したいと思います。

日足チャート分析

日足チャートが興味深い動きとなっています。これまでチャネルラインに沿って上昇を続けていましたが、半減期後にこのラインを割り込みました。しかし、再度チャネルの中に戻るような値動きを見せています。

このまま続伸した場合、チャネルラインでのリターンムーブを狙ったトレードの損切りが入りやすくなります。そうなると、ショートカバーを誘発し、ここ2日間のようなかなり強い上昇が期待できると考えています。

106万円が直近高値の水平線であり、何度もトライしている節目であるため一度は止まるでしょう。このままチャネルラインに戻れるかどうか、そして106万円を突破できるかどうかが重要なポイントとなってくるでしょう。

今夜の米トランプ大統領の中国に関する記者会見が大きな影響を与えそうです。
※時間は未定

4時間足チャート分析

4時間足チャートでは下降ウェッジのパターンを形成。水曜日にウェッジを上抜けし、その後も力強い上昇を見せています。日足チャートと同じく、とても奇麗なチャートと言えます。

ビットコインではウェッジのパターンが多く見られ、ブレイクした方向へと順張りすると勝率が高いと筆者は感じており、このパターンは意識しておきたいところです。

一目均衡表の雲も上に抜けており、やはり注目すべきレジスタンスラインは106万円でしょう。

筆者の売買戦略は、買い継続。押し目を形成したタイミングでは買い増しを狙っていきたいと考えています。