先週から動意しているビットコインがついに年初来高値を更新。今日午前7時過ぎには119万円まで値を伸ばし、2019年8月と9月の戻り高値付近であった117万円を突破しました。

▼ビットコイン週足チャート

ビットコインに目立った材料は無いものの、イーサリアムのアップデートの準備が順調に進んでおり、仮想通貨市場をけん引している部分が大きいようです。

ここ最近5兆円台に低迷していた仮想通貨市場の売買代金は、12兆円へ増加。Bakktの取引量も7542BTCと過去最大となりました。

115万円以上となると目立った節目がなく、昨年8月につけた130万円台が見える程度。いわば空白地帯に突入しています。

どこまで上昇するのか難しいところですが、年末に相場がこう着状態から抜け出した時には、75万円から115万円まで上昇しました。この時の上昇率は53%となります。これをそのまま当てはめると、98万円からスタートした今回の上昇トレンドは150万円程度で上昇する可能性も考えられます。

直近160EH/sまで上昇するほど強いハッシュレートを考えれば、その程度の上昇余地はありそうです。

なお、メトカーフの法則によると、 7月27日時点のビットコインのフェアバリューは1万4971ドル(約161万円)となり、大きく割安。

暗号資産(仮想通貨)の価値を探る方法として、「メトカーフの法則」とよばれる計算方法がある。メトカーフの法則とは、「ネットワーク通信の価値は、接続されているシステムのユーザー数の二乗(n2)に比例する」というものだ。電話やインターネットなどネットワークの価値は繋がるモノが多ければ多いほど価値が向上するという意味合いで、電話を例に挙げると、世界で2人しか使用していなければ、「1対1」の繋がりしかなくネットワーク価値は限定される。一方、世界中で電話を使用する人が多い状況となれば、「ユーザー数×ユーザー数」という計算式でネットワーク価値は膨れ上がる。

参考:「メトカーフの法則」ビットコイン価格は割安の可能性も

年率10%減少するというネガティブシナリオでも、2020年末の予想は1万2127ドル(約131万円)となっています。なお、 ユニークアドレスは2017年12月をピーク(100万件)に40万件から60万件の間の水準で横ばいとなっており、右肩下がりのような動きはまだ見られていません。

 

ビットコインがどこまで上昇するか?というアンケートをツイッターで行っていますが、午前11時時点において150万円が優勢となっています。

 

半減期後に静けさの中にいたビットコイン。株式市場が横ばいの中、大きく脚光を浴びることになりそうです。