楽天ウォレットは、楽天グループの楽天ウォレット株式会社が運営する仮想通貨(暗号資産)取引所です。
国内大手企業が金融サービスを提供しているという点でも評価されており、内部管理の質なども考慮したい人におすすめのサービスです。
現在、取り扱っている仮想通貨は「ビットコイン」「イーサリアム」「ビットコインキャッシュ」の3種類です。
楽天ウォレットで運用している資産はウォレット内に置かれるわけではなく、グループとして経営している楽天信託銀行が管理します。そのため、他の仮想通貨取引所よりもセキュリティーが高いと言えます。
また、スマートフォン用のアプリもあるため、どの場所にいてもチャート確認と取引ができます。
口座の開設なども他の仮想通貨取引所よりもスムーズです。
1. 楽天ウォレットのメリット
ここからは楽天ウォレットのメリットについて解説します。
① 取引手数料が無料
楽天ウォレット上での取引の手数料は無料です。日本円の入出金の手数料に関しても無料となっており、お得に取引が可能です。
仮想通貨取引所によっては、取引手数料がかかって取引コストが大きくなってしまうことがあります。
仮想通貨の取引を長期的に、そしてコストをなるべく抑えたい人は取引手数料が無料のウォレットを選びましょう。
② 既に楽天ユーザーなら口座開設が非常に簡単
口座の開設方法ですが、楽天銀行の口座を持っていれば、本人確認手続きをスキップできるためよりスムーズに行えます。
本来、仮想通貨取引所の口座開設は免許証などの本人確認が必要で、提出してから審査をするため取引できるようになるまで数日かかってしまいます。
しかし、楽天ウォレットは楽天ユーザーであればすぐに口座を開設することが可能です。煩わしい手続きなどを手短に終わらせることができる点は大きなメリットといえるでしょう。
③ 日本円入金で楽天ポイントがもらえる!
楽天ウォレットは楽天銀行のハッピープログラムの対象サービスとなっています。楽天ウォレットに日本円を入金することで、楽天ポイントが加算されます。
楽天ウォレットに入金することで加算される楽天ポイントは、以下の通りです。
- ・ベーシック: 1ポイント
- ・アドバンスド: 1ポイント
- ・プレミアム: 2ポイント
- ・VIP: 3ポイント
- ・スーパーVIP: 3ポイント
また、楽天ポイントは仮想通貨に交換できるので、従来の楽天ユーザーでポイントが溜まっている人は現金を使わずに仮想通貨取引ができます。
「1ポイント=1円」で取引ができるため、楽天経済圏を使用している人で仮想通貨を購入したい人にはかなり有利です。
楽天ポイントは楽天が提供している他のサービスでも利用できるため、楽天ユーザーの方は持っておいて損はありません。
④ レバレッジ取引も可能
比較的事業開始から日の浅い仮想通貨取引所ですがレバレッジ取引も対応しています。
楽天ウォレットでは2020年の春からレバレッジ取引サービスを提供しており、取り扱っている3種類の仮想通貨全てにレバレッジをかけることが可能です。
証拠金の2倍までの倍率で取引可能で、より大きな金額で取引したい人はレバレッジ取引を行うのも良いでしょう。
2. 楽天ウォレットのデメリット
一方で楽天ウォレットのデメリットは以下の通りです。
① 取り扱っている仮想通貨の種類が少ない
楽天ウォレットはリリースされてからまだ日が浅いため、取り扱っている仮想通貨の種類は多くありません。
現物取引では、ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュの3種類のみの取引となっており、他の仮想通貨取引所と比べると物足りなく感じるかもしれません。
※レバレッジ取引では、5つ(BTC/JPY, ETH/JPY, BCH/JPY,LTC/JPY,XRP/JPY)
もし、他のアルトコインを取引したい場合は別の取引所を利用する必要があるため、様々な仮想通貨を運用したい人は別の取引所も開設しましょう。
② 取引が販売所形式のみ
楽天ウォレットは販売所形式の取引のみに対応しています。取引所形式をまだとっていないため、取引所形式を望んでいる人は別の取引所を利用しましょう。
販売所形式ではスプレッドが大きいため、コストを抑えて取引をしたい方は取引所形式の取引が可能になるまで待ちましょう。
一方で販売所形式は取引が成立しやすいため、すぐに仮想通貨を手に入れたい人にはおすすめです。