投資家で知らない人はいないであろう大手企業GMOインターネット。
同社が立ち上げた暗号資産(仮想通貨)取引所がGMOコインです。
GMOコインはステラやBATという国内ではレアなアルトコインを上場させたり、「GMO Japanese YEN」という日本円と連動した(=ペッグした)暗号資産を提供すると発表するなど、日本の暗号資産業界、ひいてはFinTechの領域をさらに一歩進めようと前進を続けている取引所です。
そこで今回はGMOコインの概要からここを利用するメリット、そして注意点を分かりやすく簡単にまとめていきます。
1.GMOコインとは
東証1部上場の大企業GMOインターネットグループのグループ会社です。
GMOはFX会社も運営していることから、金融商品を取り扱うノウハウが非常に豊富です。
その今までの知見を存分に活かした暗号資産取引所がGMOコインであり、スマホアプリ版でも簡単に操作できる上にチャートが高機能であることにも定評があります。
レバレッジ取引も可能ですし、さらに暗号資産FXでは珍しくアルトコインのFX取引もできることから、初心者の方から熟達されている方まで広く愛されている取引所です。
【GMOコインについてもっと詳しく知りたい方はこちらから】
→https://cc.minkabu.jp/hikaku/exchange/gmo.html
【GMOコインでの口座開設方法はこちらの記事を参考にしてください】
→https://cc.minkabu.jp/column/458
2.GMOコインの特徴・メリット
GMOコインは現物取引や証拠金取引も可能で様々な取引が可能です。即時入金に対応していたり、手数料が無料だったりと、暗号資産取引所の中でも使いやすいです。
ここからはGMOコインのメリットについて解説します。
(1)4つの取引サービスがある
GMOコインは
- 現物取引
- レバレッジ取引
- 貸暗号資産
- API(Application Programming Interface)による自動売買
という4つの取引サービスを提供しています。
現物取引は暗号資産を日本円(JPY)で購入するサービスであり、一般的にこの方法で取引が行われています。
しかし、レバレッジ取引ができる取引所は国内に五カ所しかなく、GMOコイン以外ではbitFlyer、DMM Bitcoin、Liquid、DeCurretだけになります。証拠金として入金した何倍かの金額を取引できますので、少ない資金で多額の取引したい人にオススメの取引方法です。
また貸暗号資産は、自分が所有している暗号資産を貸し出すことで賃借料を得ることができるサービスです。GMOコインとコインチェック、bitbankだけが行っているサービスであり、暗号資産産業の長期的成長を期待して確実性の高い運用が好みの方にオススメです。
最後にAPIを活用した自動売買も可能です。自動で暗号資産のトレードを行ってくれることから、板に張り付いておく必要がなくなり、夜間にチェックしなくてもよくなるなど生活的なメリットがある取引です。しかし、プログラミングの知識や経験も必要となりますので、要注意です。コインチェックやbitFlyerだけでなく、多くの取引所で使えますが、APIを取引に連携させなければなりませんので、その部分が難しいところです。その点、GMOコインは自社で作成したAPIをそのまま使えますので、手軽に取引したい方にはぜひ使っていただきたいサービスとなっています。
(2)取り扱い暗号資産が豊富
GMOコインで現在取り扱っている暗号資産は以下の通りです。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
- ネム(XEM)
- ステラルーメン(XLM)
- ベーシック・アテンション・トークン(BAT)
- オーエムジー(OMG)
- テゾス(XTZ)
- クアンタム(QTUM)
- エンジンコイン(ENJ)
- ポルカドット(DOT)
- コスモス(ATOM)
- シンボル(XYM)
- モナコイン(MONA)
- カルダノ(ADA)
- メイカー(MKR)
- ダイ(DAI)
- チェーンリンク(LINK)
また、これらの暗号資産全てでレバレッジ取引が可能となっており、取引の幅が広がります。
(3)送金手数料が無料
GMOコインは送金手数料が無料です。暗号資産取引所を選ぶ際は手数料も判断材料の一つとなりますので、確認しておきましょう。
取引を多く行う投資家の方は手数料を基準に取引所を選ばないと、コストがかかりすぎてしまい利益を出すことが難しくなってしまいます。
利用を検討している暗号資産 取引所の手数料はしっかりと理解しておきましょう。
【送金手数料の比較表】
GMOコイン | DMM Bitcoin | Coincheck | bitFlyer | |
送金手数料 (ビットコイン) |
無料 | 無料 | 0.001BTC | 0.0004BTC |
送金手数料 |
無料 | 無料 | 通貨によって 変動 |
通貨によって 変動 |
(4)暗号資産のスプレッドが狭い
GMOコインでスプレッドが発生するのは、販売所と暗号資産FXのみです。
スプレッドとは、暗号資産 を取引所で取引する際に発生する売値と買値の差額のことを指します。
様々ある暗号資産 取引所の中でもGMOコインは、スプレッドが狭くコストがそこまでかかりません。
日本国内の暗号資産取引所におけるスプレッドは以下の通りです。
※()内は2020年6月3日に0.05BTCを取引した場合のスプレッドの金額
GMOコイン | DMM Bitcoin | Coincheck | bitFlyer |
|
スプレッド (ビットコイン) |
3.9% (約2,015円) |
7.6% (約3,927円) |
5.9% (約3,049円) |
5.9% (約3,049円) |
スプレッド (アルトコイン) |
通貨によって 変動 |
通貨によって 変動 |
通貨によって 変動 |
通貨によって 変動 |
(5)GMOインターネットのグループ会社
マウントゴックスに始まりコインチェックなどでハッキング事件が起きて以降、取引所の信頼性について着目する投資家も増えています。そこで注目されるようになったのが取引所を運営している会社についてです。
GMOコインはGMOグループに所属しており、グループ全体の顧客が多いことから、運営能力に優れています。
(6)スマホアプリが使いやすい
GMOコインがリリースしているアプリは、
- GMOコイン 暗号資産ウォレット
の2つです。
アプリは銘柄に急騰・急落の変化があり次第、すぐにデバイスに通知が来ますので、レートの変化に対応しやすいのが大きなメリットです。また注文もワンタップでできることやチャートから10種類のテクニカル指標がチェックできるのも嬉しいポイントです。
暗号資産ウォレットは、表示するチャートにおいてインジケーターを設定するなど自分好みのカスタマイズができるのがメリットです。また口コミでもUI(ユーザーインターフェース)が直感的で、使いやすいアプリだと評判です。
3.デメリット
そんなGMOコインにもデメリットがあります。
まず、相場次第ではスプレッドが広くなってしまうことです。
GMOコインでは相場が落ちついている場合、ビットコインのスプレッドは
- 現物取引:約7万円
- FX:3000円程度
となります。
※2022年3月14日
しかし、相場が激しく変動している際はスプレッドが数倍に広がります。想定よりスプレッドが膨らむ可能性があるため、注意しなければいけません。
4.口コミ
GMOコインは手数料やアプリを使い分けられる点なども含めて、暗号資産 取引所の中では比較的利用しやすいと言えます。
しかし、レバレッジ取引に関してはスプレッドの拡大なども考慮すると他の暗号資産取引所のほうがお得です。
そのため、GMOコインは現物取引をするために開設することがおすすめと言えます。
<口コミ>
≫ https://twitter.com/bitcoin__okane/status/1264899013683433472?s=20
≫ https://twitter.com/soarercopen/status/1263677489999515648?s=20
≫ https://twitter.com/muramasa_9/status/1253069028194566144?s=20
5.まとめ
今回はGMOコインについて解説しました。送金手数料が無料であることや取引サービスが豊富であることなど、他の取引所と比較してもお得なポイントが多いです。
暗号資産取引所選びはそこまで考えずに選んでしまうと、あとで思わぬ落とし穴にハマることがあります。
投資を始める前にしっかりと調べて、自分に合った暗号資産取引所を選びましょう。