6日の米国株相場は堅調に推移していたものの、米トランプ大統領が民主党の景気対策案を拒否。追加経済対策の協議は、大統領選挙が終わるまで停止すると発表したことから、株式相場は急落。100ドルほど上昇していたNYダウは、500ドルほど急落し、ビットコインも113万円台から111万円台へと沈みました。

昨日は、ペロシ下院議長とムニューシン米財務長官の協議が行われており、市場は大統領選前にいづれ合意するだろうという期待感があっただけに、これはネガティブサプライズと言えそうです。歩み寄った共和党に対して、ほとんど譲歩のなかった民主党にトランプ大統領の堪忍袋の緒が切れたのかもしれません。

これを受けた東京株式市場は、日経平均株価は小幅安で引けたもののTOPIXはプラス圏で着地。先物も午後3時以降にプラス圏に浮上しています。ビットコインも下落幅を半分ほど回復しており、一過性の動きのようです。

ビットコインはレンジ相場が続いていますが、連日売買代金は4兆円以上となっています。この規模の割に相場は小動きですから、どこかの大口投資家かキャピタルフライト的な動きがあるのか気にしておきたいところです。

また、明日午前10時からはマイク・ペンス米副大統領とカマラ・ハリス上院議員による米副大統領候補の討論会が予定されています。前回の大統領候補者同士の討論会は酷評されていただけに、冷静なペンス氏と、弁が立つハリス氏の討論は注目が集まりそうです。

グーグルクラウドがEOSのコミュニティに参加

さて、アルトコインは強い動きとなりそうなものがあります。

リップルは、15日から始まるSwellを控えており、この下げは押し目となりそうです。

また、午前0時過ぎにはEOSが高騰。グーグルクラウドがEOSのブロックプロデューサーになることを目的としてEOSブロックチェーンコミュニティーに参加したことが発表されました。

そして、ライトコインは10月1日から匿名技術であるミンブルウィンブルのテストネットを開始したと発表し、動意づきました。

ビットメックスから移動した資金が、全てレバレッジ取引に移動したわけではありませんので、このあたりのアルトコインに資金が入りやすい状況にあるのかもしれません。