10月後半から上昇トレンドに転じていたビットコインの動きに拍車が掛かりました。
時価総額が過去最高となったと様々なメディアで報じられたことも受けてか、16日から18日にかけての2日間で25万円ほど上昇。192万円まで上値を伸ばしました。
その後は180万円割れまで急落したものの、再び190万円を回復する場面を見せるなど、まだまだ投資家からの買い意欲があることが感じられます。
今後の相場はどうなるのか、出来高動向から分析していきます。
トレーディングビューの出来高プロファイルを利用し、価格情報はビットフライヤーとなっています。
▼ビットコイン1時間足チャート
参考:TradingViewの出来高プロファイルの使い方や設定方法を図解
出来高取得期間:11月13日~11月19日
出来高が一番多くなっている価格帯は、急騰前後にレンジ相場を形成していた183万円~186万円付近です。その上は190万円付近まであり、昨日はレジスタンスラインとなりました。
下方向は182万円以下で大きく減少しており、終値で下回ると178万円付近まで下落する可能性が高そうです。
ただ、この上昇に乗り遅れビットコインを買えていない投資家も相当数いるようで、180万円前後では強烈に切り返す動きを見せています。
今後も、同じような動きとなるのかどうかに注目が集まります。
▼出来高プロファイルの見方
※価格帯の一つが全体の出来高、色分けされている左側(黄色)が新規売り、右側(青色)が新規買いの比率。表示されている期間の7割の出来高が濃い色
TAOTAOのトレードブロッターをチェック
TAOTAOユーザーのポジション動向が分かる情報ツールである「トレードブロッター」を見てみましょう。
出所:trade-blotter.taotao-ex.com
銘柄はビットコイン(BTC/JPY)のレバレッジ取引。
左側が、TAOTAOユーザーの未決済ポジション。右側が指値情報となっています。
未決済ポジションを見ると、185万円以上の買いポジションが800BTC以上残っており、昨日の上昇後に買いでつかまっているトレーダーが多いようです。これは相場が上昇した時の投げ売り誘発要因であり、下落した際には買い戻しによる上昇要因となります。
しかし、全体的には売りでつかまっているポジションも同じだけあります。総じてポジション状況としては通常よりも少なく、売買余力があると分析できます。そのため、相場が下落した時に買い余力があると判断でき、下値は限定されているのではないでしょうか。