ビットコインは価値の保存とインフレヘッジとして注目が高まっていますが、ドル安に対抗するための金融商品としても魅力があります。

ドルインデックスをみると、バイデン氏が米国大統領選挙での勝利が確実になったあたりでドル安が鮮明となり、2020年の安値を更新しています。

◆ドルインデックスとビットコイン

現在91ポイント付近で推移しているのですが、今年の高値(コロナショック後)は、一時103ポイント付近でした。

90ポイント前半は2018年の最高値と同水準。過去5年間の安値は88.5ポイント付近です。

現状のファンダメンタルズでは、ここまでの下落の可能性は十分あるでしょう。

これは、ビットコインの対ドル(BTCUSD)に大きな影響を与えます。

ドルインデックスとBTCUSDは、今年の夏から見事な逆相関関係を示しており、上昇著しいものとなっています。

ドル安が続く限り、ビットコインを売却する理由はなさそうです。

ドルインデックスチャートを見れば分かる通り、2014年以前と比較すると、まだまだ割高といえます。

ネックラインである88.50ポイント付近を割り込めば、次のターゲットは80ポイントとなるでしょう。

2021年はドル安ステージへと金融市場は動き出しているので、引き続きドル建て資産は強気で良いのではないでしょうか。