先週大きく下落した仮想通貨相場。

マイクロストラテジー社によるビットコインの購入が完了したという材料出尽くし以外にも、米長期金利の上昇による株式市場の急落に連動した面もありました。

ビットコインの先行きは、株式市場の動向を占うことでも知ることができます。特に先週のように大きく株式市場が変動する際には、ビットコインと株価指数の相関性は高くなりやすい傾向があります。

そんな株式市場は、3月1日月曜日に大きく反発しました。

週明けから流れが変わるということはしばしば起こります。特に為替市場の場合は、前の週に急落した場合は月曜日の早朝にさらに急落。そこで安値を付けて反発するということが株式市場よりも多いと感じます。

日経平均株価とドル円はある程度相関性があるため、ドル円が反発すると日経平均株価も上昇に転じ、月曜日は上昇しやすいという流れです。

そんな3月1日でしたが、いつもより反発する可能性が非常に高いといえました。

それは、2月27日に満月を向かえていたからです。

月の満ち欠けのサイクル(ムーンフェーズ)で相場が動くというアノマリーがあるのですが、金融危機などの相場がドラスティックに動いている際には、これが相場の転換期を示すサインとして特に有効になりやすい傾向があります。

●ムーンフェーズ

月の満ち欠けで相場のサイクルを予想。満月から新月にかけて、ひとつの相場の波があるとする方法です。なお、この期間は15日ですので、ざっと2週間で相場の波が終わると考えられます。

特に、株価指数ではこれが有効になることが分かっています。

ビットコインはというと、トレンド相場の際にサイクルに合致する時がある、というくらいでしょうか。そのため、普段であれば気にする必要はありません。

しかし、今回のように株式指数に連動しやすい地合いの時には有効だといえます。

月の満ち欠けで相場のサイクルを予想するムーンフェーズ。少しオカルトちっくですが、なぜか当たることも多いため知っておいて損はないのではないでしょうか。