こんばんは。
菅原文太です。
昨日に引き続き、本日も韓国ニュースです!
昨日のコラム:ビットコイン急落、韓国が仮想通貨取引禁止法案を準備中
韓国政府、法務相の仮想通貨禁止発言を否定
昨日のコラムでお話しましたが、韓国の仮想通貨規制騒動について、政府から以下のとおり発表があったようです。
韓国大統領府は11日、近い将来仮想通貨の取引を禁止する予定はないと発表した。
「韓国政府は公式声明の中で、仮想通貨取引が近い将来禁止されることはなく決定事項はないとした。また今回の混乱で法相解雇も請願されている」
(中略)
韓国では国民による請願の威力が強く、現在服役中の朴槿惠元大統領も弾劾が決定するまで青瓦台を請願者たちに囲まれた経緯がある。現職の文在寅(ムン・ジェイン)大統領も国民の声に耳を傾けることを誓っており、政府の対応が注目される。
これまでに韓国政府内に設置された仮想通貨タスクフォースは日本や米国等の規制ロードマップを参考にするとのべており、長期的にも韓国において仮想通貨取引が禁止される可能性は低いとみられる。
参考:韓国大統領府「仮想通貨取引禁止する予定ない」混乱引き起こした法相解雇の請願書集まる
また本日午前、日本の麻生金融相から「他国のことはどうこう言うつもりはない」とした上で、以下のような発言がありました。
中国や韓国など一部の国で規制強化の動きがあることについて「他国のことに関してはどうのこうのというつもりはない」と説明した。そのうえで「仮想通貨がどうなっていくかはまだ意見の分かれるところだ。我々としては市場がどういったものに大きく化けていくのか、(既存の)通貨に代わる制度かどうかはまだ見えてきていない」と語った。
参考:麻生金融相、仮想通貨「何でも規制すればいいとは思わない」
以上のことを踏まえると、韓国が日米を追い越してイチ早く規制に走ることは考えにくいのではないでしょうか。
韓国政府のタスクフォースの方針が本当ならば、少なくとも今回の騒動は杞憂に終わる可能性が高いと思っています。
昨日のコラムで書いた「韓国の仮想通貨取引所に対する捜査」については、
今回韓国政府が公式に否定したことによって、法務部側で先走ってしまったのだと思われます。
政府のなかで意思の統一が出来ていないとなると、今後もこういった騒ぎが起きる可能性があるかもしれませんね。
今後の値動き
ビットコインの価格は、一連のポジティブニュースで午前中の安値から10万円ほど回復する動きを見せましたが、現在は少し下がっています。
規制話が一旦消えて安心したものの、韓国政府内の意思の不一致が投資家の不安を煽り、好転しきれていない。
といった感じでしょうか。
◇ビットコイン/円(BTC/JPY) レート
おわりに
今後しばらくはニュースをチェックしたほうがいいかもしれませんね。
こんなニュースのあとになんですが、次回はコインの話をしたいです。
それでは。
※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。