昨日22時30分に米国の10月消費者物価指数が発表され、ビットコインは750万円から780万円まで30%も急騰しました。

▼米消費者物価指数(10月)
[前年比]  予想:5.9% 結果:6.2%
[前月比]  予想:0.6% 結果:0.9% 

経済再開からしばらく経っており、そろそろ物価上昇が鈍化するかと思われていましたが、脅威な数字となりました。

CPIコア(前年比)までもが+4.6% となっており、鈍化するばかりかむしろ加速傾向となっています。これに驚いた市場は、米10年債利回りが急騰しドル円は1円ほど上昇しました。

米国の経済指標の上振れは世界に波及しやすいので、10月のような上昇相場に戻ることに期待してしまいます。

ビットコイントレーダーはなかなか金利を見ることはないかと思いますが、こういったことがありますので、1日に1度は確認しておきたいところです。

▼ビットコインと米10年債利回りの推移

FRB要人の発言を見ると、2022年末には米国は利上げに踏み切る公算となっており、ここまでは金利は上昇しやすいと考えられます。

クラリダ副議長 「2022年末までに利上げの条件が満たされる」
ブラード総裁「2022年末までに2回の利上げを見込む」 

さて、直近大きく相場が動きそうなイベントとしてはFRB議長のパウエル氏の再任です。

次期議長はブレイナード理事が最有力候補となっており、よりハト派であり金融規制に厳しい視点であることから、ドルが売られる動きがみられており、これがビットコインの上値を抑えることも考えられます。

なお、11月4日時点での賭けサイトの様子では、パウエル氏が再任されることが見込まれています。

▼賭けサイト 

パウエル氏再任:80%超
ブレイナード氏指名:10%未満

そのため仮に再任がなかった場合は、ドル円は一時的に下落しやすく、ビットコインも連動する可能性がありそうです。

ディーカレットの取引手数料が無料

最後に、筆者が最近気になっている交換業者を紹介します。

5月から板取引をリリースしたディーカレットですが、徐々に売買代金が増えてきました。直近では、ZaifやOKCoinJapanと同じくらいの規模となっています。

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。