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BTCの1-3月の価格見通し、下値のめどは?

筆者: 鳳ナオミ

<解説及び着目点>

2022年1月第2週(1/8~1/14)の暗号資産売買マーケットは、全体的に安値を模索する地合いの中、時価総額トップのビットコイン(ティッカー:BTC)が '21年9月以来となる4万㌦割れ、BTCドミナンス(時価総額の市場占有率)40%割れを示現した後に、一旦反発を強めています。ただし、マーケット全体の動きとしては、商いの増加や物色の広がりは乏しく、年初以降の不安定さは未だ継続している形です。

株式市場では、日米欧共通ですが市場の牽引役となる指標銘柄が存在するものです。
暗号資産マーケットでも同様で、時価総額市場占有率40%を占めるBTCがそれにあたります。各暗号資産により個別要因はあるにせよ、BTCの動向が目先のマーケット全体の方向を示唆することに異論はないと思います。その意味では、BTCの向こう3ヶ月程度の価格レンジの見通しは持っておきたいところです。

<ビットコインのテクニカルチャート分析> -安値の目途は389万円-

※本資料におけるテクニカルチャートによる価格分析は、外部からJDR.株式会社に寄稿されたテクニカル分析資料に基づいたものであり、暗号資産の参考となる情報提供のみを目的としたもので、価格、その他の情報の正確性、完全性を当社が保証するものではありません。テクニカル分析については外部の情報提供者による見通しであり、今後、予告なしに変更されることがあります。

『3月までのビットコイン(BTC)価格は下値模索の展開が続くと想定する。有力なシナリオとしては「下値目処389万円、時期は3月中旬前後」と想定している。

短期的には反発局面があってよいだろう。日柄からは当面の転機を迎えてよい時期にあるからだ。高値706万円(21年4月14日)から安値319万円(同6月22日)までの調整には11週(両端)を要したが、最高値776万円(同11月10日)から続く今回の調整も10週目を迎えている。日柄面からは調整一巡感が台頭してもよい時期にある。

また、安値319万円(21年6月22日)から最高値776万円までの上昇値幅に対する「三分の二押し水準」は471万円だ。直近では安値483万円(12月4日)を割り込み、460万円まで下落する場面もみられるが、下値目処に到達したことで値ごろ感への意識も続こう。

当面は「少なくとも下げ渋る展開」、場合によっては「13週移動平均線を試す」などの反発も期待できそうだ。ただ、いずれにしても重要な底打ちにつながる可能性は低いとみている。

ここまでの安値形成サイクルの変遷を辿ると、

(1)「71万円(19年12月)~105万円('20年9月)」=40週
(2)「105万円~319万円('21年6月)」=42週

で推移している。今回の調整局面も40週前後のサイクルが支配する可能性は強まったとみられ、サイクル終焉の3月中旬前後までは下値模索が続きそうだ。

その場合の下値目処は389万円前後とみている。高値706万円(21年4月14日)から安値319万円までの下落値幅387万円を、776万円から同値幅で下落する「N計算値」だ。なお、40週サイクルを迎える時期には100週移動平均線も「N計算値」の水準まで上昇してくるだろう。

BTCの下値模索が進んだ場合、「下値目処389万円、時期は3月中旬前後」は様々な観点から後方支援が期待される水準として注目できる。水準と日柄の両面から「理想的な転換点」となる可能性もあるだろう。』

▶︎ 分析の続きはこちら(1月3週の注目ポイント)から

JDR.株式会社で算出しているJDR.Index(ジェーディーアールインデックス)は暗号資産マーケット全体を観察する指標として便利に活用いただけます。同指標の1月第2週のパフォーマンスは-2.2%の下落、ビットコイン単独では-0.4%の下落となりました。
インデックス構成銘柄のうち、比較的ウェイトの高いイーサリアム(ティッカー:ETH/騰落率-3.2%)の影響が出ています。

JDR.株式会社が個別で格付け(レーティング)している暗号資産では、ドージコイン(同:DOGE/+11.9%)や、インターネットコンピューター(同:ICP/同+9.0%)が大きく上昇したほか、ディセントラランド(同:MANA/-10.7%)サンドボックス(同:SAND/-3.8%)をはじめメタバース関連が下落するなど、個別色の強い値動きとなりました。


次は、暗号資産マーケットに関連する主要な出来事及び相場回顧、翌週の注目点をピックアップします。
(対象期間:前週金曜午後~金曜日午前)

相場回顧・翌週の注目点

1月8日(土)~1月11日(火)

👉ペイパル、独自ステーブルコインを計画

👉ビットコインのレバレッジ比率、過去最高を記録

👉香港の取引所Coinsuperで11月下旬から資金引き出せず

👉カザフ動乱後のハッシュレート低下、ほぼ原状を回復

👉Zaif、IEOを検討していることを発表

👉イーサリアムのヴィタリック氏、現在の手数料の仕組みの修正を提案

👉バーレーン中央銀行がJPモルガンとのデジタル決済テストを成功

1月12日(水)

👉米フィデリティ、ビットコインETFをファンドに組み入れる予定

👉パウエルFRB議長、デジタル通貨に関する報告書を近日中に発表と発言

👉イラン、国際貿易に暗号資産決済を許可へ

👉電通、博報堂、AVEXなど23社、イーサリアムベースのプロジェクト支援事業を開始

👉エルサルバドルの「ビットコイン・シティ」構想、火山熱100%利用へ

1月13日(木)

👉米国の複数の銀行がステーブルコイン「USDF」発行を計画

👉米ニューヨークのレストラン、NFT保有者限定でオープン

👉米12月消費者物価前年比7.0%上昇、39年ぶり高水準、インフレ鮮明に

👉大手不動産レーサム社、富裕層向けの投資用高級不動産のビットコイン決済可能

1月14日(金)

👉パキスタンの中央銀行、仮想通貨を全面禁止すべき

👉ディーカレットHD、2月にも暗号資産事業を香港企業に売却か

👉VISAとコンセンシス、CBDC対応クレカ、ウォレットで連携

👉香港金融管理局、ステーブルコインの規制・監督を検討中

👉米テスラ、ドージコイン決済をテスト


【新着・関連情報】
情報を知らずして「未来は語れない」~価格予想キャンペーン参考情報②~テクニカル分析による予測
情報を知らずして「未来は語れない」~価格予想キャンペーン参考情報③~モンテカルロ・シミュレーション


※本資料は、暗号資産の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関してはご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、筆者が各種メディア報道、事業会社アナウンス、要人発言などより抜粋し、作成しておりますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。
また、本資料に記載された意見や見通し等は、今後、予告なしに変更されることがあります。

鳳ナオミ

鳳ナオミ

大手証券アナリストとして10年以上経験後、リスクモデルを駆使する絶対収益追求型運用(プロップ)に従事、ボトムアップとトップダウンアプローチを得意とし年平均+15%以上のリターンを実現。その後オルタナティブ投資、ファンド組成、企業再生に取り組むなど多岐に渡る金融経験を持ち、現在はクリプトの世界に。日本初のデジタルマネー格付け及びインデックスを提供する「JDRpro.」の運用責任者も務める。

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