ポイント
・2万1000ドル台にレンジ切り上げ
・3四半期末のオプションや先物期日の影響一巡するも方向感出ず
・過去2回の半減期後も底打ち後、数か月は安値圏でもみ合った
・今週はシントラでの中銀高官発言、ETF審査状況にも注目
週末のBTC相場
週末のBTC相場は底堅い展開。概ね2万ドル(約270万円)でサポートされると2万1000ドル(約285万円)台に乗せたが、2万2000ドル(約295万円)トライには失敗、結局狭いレンジでの取引が続いた。
FRB議長の議会証言2日目で議長が「不況回避は不可能でない」としたことを好感、米株は切り返し、BTCも2万ドル手前で下げ渋り、反発に転じた。
Moody’sによるCoinbaseの格下げで上値を抑えられたが、3月に大規模ハッキング被害を出したAxie Infinity関連のRonin Networkが被害を補填したうえで28日再開されると伝わり上昇に転じた。しかし、同じくクロスチェーンサービスを提供するHorizon bridgeで1億ドル相当のハッキング被害が報告され、BTCの上値が重くなった。
Deribit のオプション期日を無事通過すると20,000ドル方向へ引き付ける力が弱まったせいか、じりじりと値を上げ始めたが、21日に付けた戻り高値手前で上値を抑えられた。
CME先物6月限最終取引時間近辺で下げ渋ると、BlockFi支援が報道されていたFTXが同社の買収を計画しているとWSJが報じると上昇に転じた。
日曜日には21日の戻り高値を若干上回ったが、2万2000ドル手前で跳ね返されるなど、概ね2万1000ドル台での取引が続いている。
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