ビットコイン、米雇用統計前に懸念材料が浮上

筆者: 松田 康生

ポイント

・一目均衡表の雲(2万2000~2万5000ドル)内での取引
・明日から雲の下限が2万500ドルに下がり、若干の下値余地も
・米株はペロシ訪台もあり反落
・中国の重要会議にあわせた訪台は新たな火種となる可能性も

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は上値の重い展開。週末に2万5000ドル(約330万円)トライに失敗すると、しばらく2万3000ドル(約305万円)台での取引が続いたが、昨晩一時2万3000ドルを割り込んだ。

週末にアルトコインの上昇を受けBTCは2万4000ドル台後半まで値を伸ばしたが、一目均衡表の雲の上限2万5000ドルに上値を抑えられると、2万3000ドル台に失速。

週末に発表されたバイデン大統領の再コロナ陽性を嫌ってか、先物開始直後から米株先が下落すると、BTCも2万3000ドル近辺まで値を下げていった。

小安く始まった米株が、ISM製造業景況感指数が予想52.0に対し実績52.8と若干強かったことを受け、前日比プラス圏に浮上すると、BTCも2万3000ドル半ばまで反発した。

しかし中国側が猛烈に反発しているペロシ下院議長の訪台が強行される見通しと伝わると、米株が前日比マイナス圏に失速、BTCも2万3000ドルを割り込んだ。

その後もサマーズ元財務長官らがソフトランディングを楽観視するFRBの見方に反論、相場の重石となったが、BTCは今朝方若干反発している。


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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

松田 康生

松田 康生

楽天ウォレットシニアアナリスト|東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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