8月12日に、ビットバンクが新規の仮想通貨(暗号資産)として、エフエルアール(FLR)の取り扱いを近日中に開始すると発表しました。
名称を聞いて、初耳の方も多いかと思いますが、旧名称はスパーク(Spark)といい、リップル関連のトークンです。
エフエルアール(旧名:スパーク)とは
エフエルアール(FLR)とは、Flare Networks上でガバナンス投票やステーキング報酬として使用される仮想通貨です。
暗号資産の名称:エフエルアールシンボル:FLR
コインマーケットキャップには掲載されているものの、価格や取り扱い取引所などの情報が無く、現状では大手の取引所での取り扱いが無いようです。
Flare Networksの概要およびローンチ状況について
Flare Networksとは、リップル社の投資部門「Xpring」からの支援を受け、XRPレジャー上にスマートコントラクトの実装を目指すプロジェクトです。
Flare Networksは、Observation Mode(試験的な観察モード)としてローンチされました。
Observation Mode開始時点では、Flare Foundationがすべてのネットワークバリデータとなっています。しかし、期間中にバリデータの権限を徐々に外部のプロバイダに移転させていくことで、ネットワークの分散化を図るのが目的となっています。
充分な権限移転ができるよう、最低8週間はObservation Modeが継続される予定となっております。
bitbankでは、Flare Networks上での十分な安定稼働を確認した際に取り扱い日程が決定されるようです。
元々bitbankはリップルに力を入れており、2018年には一時リップルの取引高で世界一位となったほどです。そのため、リップル関連の仮想通貨であるエフエルアールもサポートを行い、最初に取り扱いを行う取引所として名乗りを上げたのでしょうか。
しかしながら、どこもカバー先がような仮想通貨の取り扱いを、ホワイトリスト方式で審査の厳しい国内交換業者がどうしてできるのか疑問が残るところです。