ポイント
・2万3000ドル割れに失速
・パウエル議長講演を市場はハト派に解釈
・ウィリアムズ、カシュカリ両総裁は具体的金利レベルに言及
・但し、市場の早期打ち止め観測も根強く、来週のCPIまでは今の地合いが続きそう
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は上値の重い展開2万3000ドル台半ばで上値を抑えられると、2万3000ドル(約305万円)割れに値を落としている。
BTCは、昨日未明のパウエル議長講演を控え2万3000ドル近辺で推移していたが、講演開始直後の「ディスインフレーションが始まっている」との言及に米株が急上昇すると、2万3000ドル台半ばに急上昇した。
しかし、コメントの内容は先週のFOMC後の記者会見と大差なく、利上げの継続を示唆する内容だったことから米株が失速すると、BTCは2万2000ドル台に反落した。講演が終わると、非常に強かった金曜日の雇用統計を受けて、この内容ならば十分ハト派的だとの見方からか米株が反発、BTCも2万3000ドル台を回復した。
そのまま23,000ドル半ばまで値を伸ばしたが、アジア時間に入り、先週形成した小さなダブルトップのネックラインに上値を抑えられると、気球問題による米中関係悪化を懸念した中国株の下落もあり、BTCはじりじりと値を下げ始めた。
海外時間に入り、ウイリアムズNY連銀総裁がFF金利を最終的に5-5.25%まで引き上げる見通しは妥当だとコメントすると、BTCは2万3000ドルを割り込んだ。
その後、一旦2万3000ドルを回復したが、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が今年のある時点でFF金利が5%を超えると予想しているとするとBTCは反落した。続いて、ウォラーFRB理事も一部の予想より金利をより高く、より長く維持する可能性を示唆。BTCは2万2000ドル台での取引が続いている。
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