ポイント
・2万8000ドル台でのもみ合い
・オプション期日後からCME先物締め切りにかけて上昇
・米当局動向が相場の重石に
・本日のISMは金融危機の影響を受けやすく、利上げ見送り期待からのリスクオンも
週末のBTC相場
週末のBTC相場はもみ合い推移。2万7000ドル(約360万円)台から反発を見せるも、2万9000ドル(約385万円)台に上値を抑えられる展開となった。
BTCは木曜日にレンジを突き抜けショートカバー気味に一時2万9000ドル台半ばに上昇したが、その後失速すると、金曜日のDeribitのオプションカット前に2万7000ドル台に値を下げた。
カット後は2万8000ドルのストライクの影響も薄れたせいか、BTCはじりじりと値を戻し始めると、注目のコアPCEデフレーターが4.6%と予想を0.1%下回り、続いてミシガン消費者信頼感も62.0と予想63.3を若干下回ったことが好感され、米長期金利が低下。米株が上昇する中、CME先物3月限の最終取引時間に向けた買戻しも手伝ってBTCは2万8000ドル後半に値を上げた。
しかし2万9000ドルに乗せきれずにいると、米政府がシルクロードで押収した約4万BTCを2023年中に売却予定と伝わった。また米規制を嫌ってBittrexが米国での営業停止を発表すると、BTCは徐々に上値を重くしていった。
さらにBinanceや米国内で同社の宣伝を手伝ったインフルエンサーに対し、無許可証券販売で利用者に損害を与えたとして10億ドルの集団訴訟が提起されたと伝わると、2万8000ドル近辺まで値を下げている。
【新着・関連記事】
・今日の見通し|本日のBTC相場は底堅い展開を予想
【必見】ビットコインのレバレッジ取引で利益を出すために知っておきたいポイント
・ビットコインのレバレッジ取引は楽天ウォレット|おすすめポイントや口コミを紹介