さて、前回ではDEX(分散型取引所)のメリットに関して書きましたが、今回はデメリット編になります。
DEXといえば、セキュリティとかも担保されていそうだし良さそうな気がしますが、こちらにも勿論デメリットが存在するので確認していきましょう。
DEXのデメリット
まず、現状の最たるデメリットは法定通貨による取引ができず、ETHやBTCとのペアで取引が行われる取引所が殆どです。
このことから、取引所で換金をしたいと思ったら現状はまだ中央集権型の取引所を利用の必要があります。
また、DEXは今のところまだメジャーとは言えないので、出来高が少ないです。そのため、タイムリーな取引ができず、価格操作も容易に可能です。
操作性も従来の取引所と比べると、使いづらいものも多いです。そして何より中央集権型と比較すると手数料が高いです。
Ethereumとトークンの交換を行う際には自分でGASの設定を行いますが、手数料の設定を低くすると結局取引ができないということもしばしばあります。
そして運営母体がないため、パスワードの紛失をしてしまったらサポートが受けられません。
もちろん一長一短ではあるので、中央集権型取引所もまだまだなくならないのではと思っています。現在のように様々なDEXが登場していることを見ると、DEXは今年一年でよりメジャーになっていくかなと考えています。
しかし、現状では取引のタイムリーさや使いづらさなどを考えるとまだまだ課題は多いように感じています。
我々ユーザーの視点から考えると中央集権型の取引所も換金のためにも必要ですし、結局は管理者がいることに安心感を持つ人が多い以上は、まだまだ中央集権型の取引所がなくなることはないと思っています。今後はよりハイブリッドに適材適所で使われるのではないでしょうか。
何事でもそうですが、使い分けと最新情報の収集がリスク対策として必要なのかなと思います。
分散型取引所を利用するデメリット
- ・法定通貨による取引ができない
- ・流動性が少ない為、希望する値段、量の売買が難しい
- ・取引の操作性が悪い
- ・パスワードを紛失してしまった場合にサポートを受けられない
それでは!