Bitshares & Bytecoinハードフォーク
6/8には、ビジネスグレードの分散型「クリプト株式」ネットーワーク、「Bitshares(ビットシェアーズ)」のハードフォーク、6/12には匿名性が売りの「Bytecoin」のハードフォークがありました。
どちらの通貨も時価総額的には比較的上位に位置していますが(Bitshares=第34位、Bytecoin=第24位)、両銘柄ともハードフォーク時に市場への顕著な影響は確認されませんでした(下図参照)。
Bitsharesハードフォーク後の相場下落は、本件の影響と言うよりかは、6/10の「Coinrail(コインレール)不正流出事件」の影響が大きいと考えられます。
deribitオプション行使期日&CBOE先物限月取引最終日
6/1には、deribitのBTCオプション行使期日、6/13にはCBOEのBTC先物6月限月取引最終日を迎えました。
どちらのイベントでも、市場に目立った影響はなかったように見受けられます。
先物取引終了日の直前では、値が動く(ボラティリティーが上昇する)傾向にあると言われていて、事実12日には一時的な上昇を記録しましたが、翌日にはそれを帳消しにする動きをしました。
いずれにせよ、どちらのイベントも相場への影響は限定的なものとなりました。
そのほかにも、日本時間6/12〜6/13にかけて行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)での米政策金利発表もありました。
これに加えて、6月後半に注目しておくべきイベントについては『【解説版】2018年6月の仮想通貨イベントカレンダー:注目イベント情報解説』で解説しています。
<本記事ご協力>
ビットコインなどの仮想通貨をまとめたメディア『FinAlt』が提供