Original article:価格分析:ビットコイン・イーサリアム・リップル

 

仮想通貨市場

仮想通貨市場の時価総額は、先週2327億ドルから2598億ドルまで上昇しました。

時価総額上位の複数通貨が年初来安値を更新し、市場参加者の間で値頃感が広がったことが背景と考えられます。

週明けも同様、2580億ドル台で推移するなど、底堅い動きが続いております。

ビットコイン(BTC)

ビットコインの対ドル相場は、先週年初来安値(下図赤線)を更新しましたが、

6/30土曜日に反発し、終値ベースで5/6高値(9918ドル)と6/10高値(7630ドル)を結んだレジスタンスライン(下図緑線)を突破しました。

本稿執筆時点(7/2)でも、レジスタンスラインより上で推移するなど、底堅い動きが続いております。

今週は、レジスタンスライン突破を機に相場が上昇基調に転換するか否かに注目が集まります。

但し、出来高が低い点には引き続き留意が必要です。


イーサリアム(ETH)

イーサリアムの対ドル相場は、6/29に心理的節目となる400ドル(下図青線)まで接近し、404ドルの安値を記録しました。

しかし、翌30日に相場が反転すると、450ドル近辺まで回復しました。

29日にRSIが「売られ過ぎ」サインとなる30%(下図黄丸)に接近していたことも、反発を誘った要因と考えられます。

今週は心理的節目となる500ドルまで相場が戻るか否かに注目が集まります。

尚、先週は時価総額1位と3位(後述)の通貨が年初来安値を記録したにも関わらず、

時価総額2位のイーサリアムは年初来安値を割り込まず、他通貨と比べ「底堅さ」が確認されました。


リップル(XRP)

リップルの対ドル相場は、ビットコインと同様29日に年初来安値(4/1: 0.45ドル)(下図赤線)を更新し、0.43ドルの安値をつけました。

翌30日には相場が反発し、一時0.48ドルの高値を記録しました。

しかし、上記2通貨と比較し、30日始値から本稿執筆時点(7/2)までの上昇率はリップルが最も低く(ビットコイン:7%、イーサリアム:8%、リップル:6%)、上値の重さが指摘されます。

 

サマリー

テクニカル的には、ビットコインのレジスタンスライン突破はポジティブなシグナルとなりますが、上記で示した通り、出来高の低さがトレンド転換の妨げとなる可能性もあります。

安易な上値追いには注意が必要です。

一方、市場ではビットコイン先物のネットショート縮小やマウントゴックスの民事再生手続きの開始など、ポジティブな材料も増えつつあります。

現在はまさにトレンド転換に備えている局面とも言えそうです。


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