突然ですが、皆さん仮想通貨はどこで保管していますか?
ほとんどの人は取引所で保管しているのではないでしょうか。
2018年に入り、度々発生するハッキング事件の影響により、レジャーナノ(Ledger Nano)やトレザー(TREZOR)などのウォレットの販売が好調のようです。
でも、ウォレットに1万円を払うのは気が引ける。
そんな人には、無料のウォレットアプリがオススメです。
今回は日本企業が開発したウォレットアプリ「Ginco」の紹介をしたいと思います。
日本語UIで使いやすく、安全に資産を管理できるウォレット
これまでウォレットアプリには日本製が無かったために英語バージョンがほとんどでした。慣れると問題はないのですが、初心者には少しレベルが高いところ。Gaicoは日本企業が開発しているので、もちろん日本語対応。
操作方法が分かりやすいUIで、仮想通貨の「入金」「送金」「管理」が可能です。
具体的には、以下のようなシーンで利用することができます。
- 取引所などから仮想通貨を送金し保管
- 飲食店やECサイトでの仮想通貨決済に利用
- 友人へ仮想通貨を送金
- 仮想通貨のポートフォリオの確認
ウォレットアプリでは、取引所のハッキングリスク対応に加えて、送金時の手数料が取引所よりも安いことが特徴です。
クライアント型方式と独自の暗号通信を採用した高水準のセキュリティー
ユーザ端末にしか資産へのアクセス権を置かない(=秘密鍵をサーバで管理しない)クライアント型方式を採用。
出所:gincosupport
さらに、独自の認証方式、暗号通信方式を採用し、強固なサーバ構成を実装することで高いセキュリティーを実現しています。
端末故障時など不測の事態でも安心
ウォレットアプリで不安なことは、端末の故障や紛失などの不測の事態。
Googleの2段階認証アプリを利用していて、端末の故障時にログインできなくなったという話は非常によく聞く話です。
Gincoでは、HD(Hierarchical Deterministic)ウォレットという仕組みを採用しています。
利用者は「バックアップキー」と呼ばれる12個の単語を保存しておくだけで、複数の仮想通貨の秘密鍵を一括で管理することが可能。
出所:gincosupport
バックアップキーさえ安全な場所に保存しておけば、
- スマートフォンの紛失時
- スマートフォンの故障時
- スマートフォンの乗り換え時
といった不測の事態でも資産が失われることはありません。
といった場合でも、保存しておいたバックアップキーを別のデバイスに入力することで、いつでもユーザーの資産を復元することができます。
マルチコイン対応
Gincoはビットコインやイーサリアムなどのメジャー通貨はもちろん、仕様の異なる複数のブロックチェーンプラットフォームに対応しており、様々な仮想通貨を一元管理することができます。
・対応仮想通貨
今後はモナコインやリップル、ネオ、リスクなどのアルトコインの対応を予定しているそうです。
今後のリリース予定
上に挙げた対応仮想通貨の拡充以外でも、資産の状況を把握するポートフォリオ機能、仮想通貨同士を交換する両替機能、さらには法定通貨から仮想通貨を購入する機能まで仮想通貨で必要な多くの機能がGincoで可能になります。
ICOのようにロードマップが示されている点はユニークですね!
今のところiPhone版しかないようですが、7月中にandroid版がリリースされる見込みです。
運営会社である株式会社Gincoは、ウォレット事業者では初のマイニング事業に進出するという話題もある注目の企業でもあります。
Gincoはダウンロード無料ですので、仮想通貨の投資家は早速ダウンロードしてみてはいかがでしょうか。