アルトドレインは続く。
あれだけ90万円を割り込んでは戻るを繰り返していたビットコインですが、突如崩れ始めました。
もっとも明確な理由はわかりません。
米国の仕手筋が8月上旬のSEC、ビットコインETF認可が延期になる報道を事前にキャッチしての先回りの売りなのかもしれません。
ただこれはある程度織り込まれているものなので一過性のものだとは考えておりますが、もしかしたらまだ見落としている悪材料があるのかもしれません。
少しやりにくい値動きになってきました。
ビットコイン/円(BTC/JPY)4時間足チャート分析
出所:GMOコイン
BTC/JPY FXの4時間足です。一目均衡表を出しておりますが、「三役逆転」のシグナルが整いました。
これより、ダウンサイドリスクが高まります。
直近目立ったサポートラインが見当たらないので80万円が短期的なターゲットとなるのでしょうか?
85万円のサポートラインをあっさりと割ってしまったのはちょっとショッキングな出来事でした。
90万円を割り込むと買いが入ってきていたのですが、こうもあっさりと下抜けてしまうと、新規の売りというよりは、投げ売りの比重のほうが多いと思います。
少し戻ったところで損切りを実施したいと思います。
85万円や86万円に戻る局面があったら一度持っているポジションを手仕舞って、また下がったらすぐさま買いで入り直す戦略のほうがよさそうです。
RCIも3本とも下方向を向いております。テクニカル的には売り条件ばかりですので、数日は上値の重い展開が続きそうです。
イーサリアム/円(ETH/JPY)日足チャート形状はかなり悪い
出所:GMOコイン
変わって、ETH/JPY FXの日足です。
こちらはBTCと比較してかなり弱い形状です。
44000円を割り込みますと、さらに急落しそうです。
現在、アルトドレインと呼ばれる現象でアルトコインからビットコインへ資本が逃げている様子が非常にみられます。
日足の雲に上値をきれいに抑えられてそのまま力なく下落といった感じです。
BTCの値動きに引っ張られておりますが、BTCが上昇するときは上昇せず、BTCが下落するときは一緒に下落するといった非常に理不尽な値動きです。
もうしばらくこの値動きは続くのではないでしょうか。
基本的にはBTCのみのトレードに集中する予定です。
※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。