2018年の仮想通貨市場は、年明けをピークに下落基調でしたが、仮想通貨取引そのものは活発に行われています。
11月半ばにはRippleが時価総額ランキングでイーサリアムを抜いて2位を記録したことは記憶に新しいです。
また、ビットコインの送金頻度は2018年前半は減少傾向だったものの、後半に入ってから再び活発になってきた印象です。
ビットコインの送金状況や手数料は、仮想通貨投資において価値の変動と同じぐらい重要です。
今回は市場の基軸通貨であるビットコインの送金に関して、国内の主要な仮想通貨交換業者の手数料についてみていきましょう。
国内主要取引所のビットコインの送金手数料・売買手数料まとめ
取引所名 |
送金手数料 |
売買手数料 |
bitFlyer |
0.0004 BTC |
無料(販売所形式) |
Bitbank |
0.001 BTC |
無料 |
coincheck |
0.001 BTC |
無料 |
Liquid by Quoine |
無料 |
無料 |
DMMビットコイン |
無料 |
無料 |
BITPOINT |
無料 |
無料 |
SBIVC |
無料 |
無料 |
GMOコイン |
無料 |
無料(販売所形式) |
フィスコ |
0.001BTC |
takerのみ0.1% |
※bitFlyerの取引所、Lightning 現物は0.01~0.15まで変動
※coincheckの送金手数料はユーザー間であれば無料
※GMOコインの現物取引では、Maker:0%、Taker:0.01%
仮想通貨取引を行う上で、売買手数料と送金手数料は重要なポイントになります。
例えば、売買手数料が無料であっても送金手数料が高いと、取引における利益は目減りすることになるからです。
そのため、仮想通貨取引で少しでも利益を出すためには、なるべく手数料が少ない取引所を選ぶことが賢い選択といえます。
手数料無料!しかし注意点も
ビットコインの送金・取引手数料を比較してみると一目瞭然なのですが、LiquidやDMM Bitcoin、SBIVC、GMOコインが無料です。
しかし、GMOコインとDMMBitcoinの場合、販売所形式であれば、売買価格に差がある独自のスプレッドが設定されていますので、基本的に取引所形式で売買を行うようにしましょう。
GMOコインの場合は、取引所形式もあるものの、場合によっては0.01%の手数料が発生します。
SBIVCに関しても基本的に手数料のほとんどが無料となっています。
しかし、将来的に対応する可能性もあるものの、12月の段階では他の取引所への送金ができないことに注意してください。
ちにみに、SBIVCでは住信SBIネット銀行の口座が必要になります。
これらのことを勘案すると、残るのはLiquidかBITPointとなります。
Liquidは日本一の流動性やセキュリティーが強み!一方、送金スピードはBITPointに軍配
Liquidはビットコイン取引において国内No.1の流動性を誇りながら、ビットコインが100%コールドウォレット保管という厳重なセキュリティーが強みです。
その反面、デメリットといっていいか分かりませんが送金スピードは若干犠牲になってしまっている印象です。
実際にビットコインを送金してみたところ、1日、遅いときは2日ほどかかってしまいましたので、アービトラージには不向きでしょう。
以上のことから、ビットコインを安く、早く送金する場合はBITPointが最適だといえます。
同社の親会社は東証2部上場のリミックスポイントであることから、経営状態も開示されています。
カスタマーサポートも電話対応があり、顧客サポートの部分でも安心といえます。
またBITPointでは、仮想通貨の損益計算を自動で行ってくれる機能があり、確定申告などの際には非常に便利です。
ビットコインの価格差は常に発生していますので、アービトラージのチャンスは日々あるといえます。
ビットコインの取引手数料のみを比較しても、仮想通貨取引所によって大きな差があります。
また、手数料が発生するほど取引に対する利益は少なくなります。そのため、少しでも多くの利益を確保したい場合は、BITPointなどのようにあらゆる手数料が無料である取引所を選びましょう。
※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。