前日のNYダウが過去最大の上げ幅となる1000ドル超の上昇となったことを受け、きょうの日経平均も700円を超える上昇で大幅続伸となりました。
しかし、現在の世界的な政治リスクは簡単に消えるものではありません。
米中貿易戦争は長引きそうですし、オセアニアではIOローンというサブプライムローンのような住宅ローンが焦げ付きを見せ始めております。
ドイツやフランスでは経済指標が悪化にしており、フランスのマクロン政権の支持率も大幅低下、英国はブレグジット問題があります。
原油の急落による中東やロシアの経済状況の悪化など、世界各地で不安材料が噴出しています。
2019年は景気後退期に差し掛かるかもしれません。
マネーの向かう先が暗号通貨市場になるのか、はたまたいったんキャッシュに戻るのか。
定かではありませんが、世界のマネーフローを追いかける年となるでしょう。
一方ビットコインは1日に1~2万円程度の値動きに落ち着いています。
それではチャート分析に行きましょう。
日足チャートはボトム圏でレンジ相場を形成中
出所:GMOコイン
大きくみると、35−50万円のレンジです。
コアレンジでみれば、36〜47万円のレンジ相場でしょうか?
日足レベルでは上値を下値を切り下げている途中ではあるのですが、徐々に下落のカーブが緩やかになってきております。
このまま下落して、逆三尊の形状を作りに行くのか、下落チャネルレンジを形成していくのか、見極める展開となりそうです。
直近の値動きをみてみましょう。
4時間足チャートは戻り売り形状
出所:GMOコイン
4時間足です。
時間軸を落としてみると、上昇トレンドを終えて、ダブルトップを形成し、現在はネックライン付近で推移しております。
おおよ42〜43万円ゾーンがレジスタンスゾーンとなっており、フォーメーション分析の定石なら40万円割れ方向にベッドするのが基本的でしょう。
テクニカル形状からしてショート戦略に分がありそうなので、今週も戻り売りを狙います。
RCIは3本とも下方向を向いておりまして、RCI52がこれからゼロを割り込むタイミングです。
0.00を通過するタイミングでトレンドが加速しやすい傾向にあるのがRCIです。
ローソク足の形状とRCIの形状が同じ方向を向いており、下落の条件が整っていることがおわかりいただけるでしょう。
なので、RCI9が鋭角に下方向に伸びてくると、下落トレンドが加速しそうです。直近24時間以内は注視しておきたいですね。
ただし、既にボリンジャーバンドが大きく広がっているので、ここから大きなトレンドに発展する可能性はあまりなさそうです。
−2σ近辺を目処に利益確定の指値をいれておくと良いでしょう。損切りは直近高値の47万円付近でしょうか?リスクリワードをもう少し厳しくするなら、45万円近辺です。
または1時間足に時間軸を落として戦略を立ててみるのも良いでしょう。
今年は仮想通貨のレバレッジ市場が大いに役立つ年でした。
現物市場は特に苦しい年でしたが、下がり続ける相場はありません。
来年こそはどこかで大きく切り返し、本格的な上昇トレンドに戻っていくと思われます。
現在は、短期的なショート戦略ですが来年前半のどこかで大きくポジションをひっくり返すタイミングを狙いたいと思います。
今年最後の更新になりましたが、来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
次回の更新は1月2週目からを予定しております。
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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