
米国の証券取引委員会 (SEC) は、複数の仮想通貨に関連する上場投資信託 (ETF) の上場および取引に関する判断を延期する決定を下しました。
SECは、グレースケール社によるポルカドット信託(Grayscale Polkadot Trust)のETF転換申請とCanary社によるヘデラ(HBAR)ETFの上場申請について、その判断期限を延期することを決定。これは木曜日に公開された申請書類によって明らかになったものです。
当初、これらの申請に対する判断は今週末までに行われる予定でしたが新たな期限は2025年6月11日となりました。
さらに、SECはBitwise社によるビットコイン・イーサリアムETFに関する判断も延期しこちらの新たな期限は2025年6月10日となっています。
グレースケール社のポルカドット信託とCanary社のHBAR ETFに関する申請は今年2月に行われました。これは、現在のSECが以前よりも仮想通貨に対して友好的であるとの期待感から、多くの企業が様々な種類の仮想通貨ETFの立ち上げを目指している動きの一環とみなされています。
SECは前体制において、2024年1月に現物ビットコインETFの上場を同年7月には現物イーサリアムETFの上場を承認し、新たな資金流入経路が生み出されました。今回の相次ぐ判断延期により、6月に予定されている新たな判断期限に向けて市場関係者の注目が集まっています。
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