
大手資産運用会社VanEckは5月2日、暗号資産BNBの価格に連動する上場投資信託「VanEck BNB ETF」の立ち上げを目指し、米国証券取引委員会(SEC)に登録届出書(Form S-1)を提出しました。
注目すべき点として、VanEckは申請書類の中で、規制当局の承認が得られれば、ETFが保有するBNBをステーキングに活用する可能性を示唆しています。
承認された場合、ファンドは信頼できるステーキング事業者を通じて追加のBNBを獲得し、これを信託の収益として計上することができます。ただし、ステーキングによって得られる報酬以外の、例えばハードフォークによって生じる新たな暗号資産やエアドロップなどの付随的な権利については主張しない方針です。
ETFの株式発行と償還は、「バスケット」と呼ばれる大口単位でのみ、認定された金融機関を通じて行われます。この際、現金またはBNBの現物での受け渡しが用いられます。個人投資家は、証券取引所を通じて流通市場でこのETF株式を売買することになりますが、その価格は市場の需要と供給、および原資産であるBNBの価値に基づいて変動します。
なお、ETF設立のための初期資金は既に提供されているとのことです。今回の申請が承認されれば、BNBへの投資が米国の伝統的な金融市場を通じてより容易になりますが、最終的な判断はSECの審査結果次第となります。
情報ソース:SEC
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