
資産運用会社Bitwiseの最高投資責任者(CIO)であるマット・ホーガン氏は、米国の暗号資産関連法案の成立が遅れていることに対し、市場の不安定化につながる可能性があると警鐘を鳴らしました。
ホーガン氏は顧客向けレポートで、トランプ政権下でビットコインの国家戦略的準備金の設立構想や規制緩和の動きなど、暗号資産業界にとって前向きな進展が見られたものの、これらの多くが大統領権限に依存しており、議会による法制化がなければ将来の政権によって覆されかねないと指摘。特に、米ドルに連動するステーブルコインに関する包括的な規制法案の成立が重要であると強調しました。
このステーブルコイン法案は、発行者に対して厳格な準備金の裏付けや監査、情報開示などを義務付ける内容で、市場の透明性向上や利用者保護に繋がると期待されていました。しかし、上院銀行委員会を通過後、一部の民主党議員が国家安全保障上の懸念などを理由に支持を撤回し、審議が難航しています。
ホーガン氏は、仮にステーブルコイン法案だけでも成立すれば、規制の不確実性が大幅に減少し、ビットコイン価格が20万ドルを超えるような市場の成長も期待できると楽観的な見通しを示しました。一方で、法案成立が見送られれば、暗号資産市場は脆弱なまま「政治的に不安定な夏」を迎えることになると警告しています。
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情報ソース:CryptoSlate
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