VALUが24時間で消える動画を投稿できる『VALU Stories(バリュストーリーズ)』機能をリリースした。視聴者は気に入った動画に対して「チップ」としてBTCを送付することもできる。
インスタグラムのStoriesのクローン機能
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出典:https://help.valu.is/hc/ja/articles/360024931551
VALU Storiesは静止画、もしくは15秒以内の動画をアップできる機能だ。通常のアクティビティの投稿とは異なり、Storiesのみを表示するモジュールが追加される。
SnapchatやInstagram、Facebookとほぼ同様の機能であり、既存のStoriesの作法に乗っ取ったクローンとなっている。
唯一の差別化として、チップとしてBTCを送付できる。TikTokやSHOWROOMなどのライブ配信アプリで主流となっている投げ銭文化をVALUにも持ち込む戦略が透けて見える。
3月12日時点ではチップ機能はiOSアプリのみ利用可能で、Androidでの利用は「近日中にリリース予定」としている。
リリース以来の大型アップデート
VALUは2017年5月にリリースし、自身の価値を『VA』として発行し、株式のように売買するSNSとして注目を集めた。
VA保有者限定でアクティビティを投稿したり、一定数以上のVAを保有しているユーザーに優待を設けたり、自己実現のためのクラウドファンディング的に利用することもできる。
VAはBTCで購入可能で、ビットコインの価格が高騰した時期とリリースが重複したこともあり、当初はキャピタルゲイン目当てで活発に売買された。
リリース以降、マイナーアップデートや調整はあったものの、メジャーなアップデートは今回が初めてとなる。
1年半以上をかけてユーザービリティの向上に努めてきたVALUが今後どのような方針に舵を切るか注目が集まる。
Youtuberヒカル氏の売り逃げ事件
VALUが慎重な運営をしている背景には、Youtuberのヒカル氏による騒動が少なからず影響している。
ヒカル氏は2017年8月にVALUの利用を開始すると、Twitterで「明日一気にバリューで動く!」と投稿し、これをきっかけにヒカル氏のVAは高騰した。
高騰後、ヒカル氏は自身のVAを売却し、さらにヒカル氏と同じ事務所に所属しているYoutuberも立て続けに自身のVAを売却する。
その後、株式市場に似た値動きをするVALUの性質を悪用した「インサイダー」だと批判が殺到し炎上。これに対してVALU社は3名の未成立の売買注文をキャンセルすることとなった。
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