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ブロックチェーンはECをどう変える?Qoo10が運営する『QuuBe』の事例

2019/03/15 03:00
Coin7

「ブロックチェーンとECに連携が生じるのは想像しやすい。売り手と買い手の間、販売者と消費者と生産者の間の中間業者を取り除くことで、よりコスト効率の良い取引から利益を得られるからです。」

これはZilliqaのCEOであるXinshu Dongのことばです。彼の発言のなかにもあるように、ブロックチェーンとECの組み合わせには可能性があると考えられてきました。ここ最近になってブロックチェーン×ECの分野は動き始めています。

2019年1月1日、EC大手のQoo10が、ブロックチェーンベースのマーケットプレイス「QuuBe(キューブ)」をリリースしました。この記事では、Qoo10がリリースしたサービス「QuuBe」の仕組みを踏まえ、ブロックチェーン×ECのメリットや課題について、解説します。

ブロックチェーンベースのECマーケットプレイス『QuuBe(キューブ)』の仕組み

QuuBe

「QuuBe」は、ECサービス大手のQoo10がリリースした、ブロックチェーンベースのECマーケットプレイスです。2019年1月1日に本格ローンチを迎えました。

QuuBeの特徴は2点。ブロックチェーンを活用したサービスである点と、独自に発行するトークン「Q*coin」のみで取引がおこなえる点です。

QuuBeのネットワークは、イーサリアムブロックチェーン上に構築されました。なぜならそれは、スマートコントラクトを活用するため。スマートコントラクトをユーザー間の契約に用いることで、QuuBeのマーケットプレイスは成立しています。また、QuuBeはブロックチェーン技術によって新しい売上モデルの確立にも成功しました。生産者と販売者、そして消費者の間に従来あった中間業者を省略できるため、QuuBeでは中間マージンが発生しません。その結果、いままでよりも安い価格で商品を提供できるのです。

さらに伝統的なマーケットプレイスが加算してきた取扱手数料や決済手数料も、ブロックチェーンを活用すれば必要ありません。この点においては、従来のマーケットプレイスサービスよりも優位性があると言えるでしょう。

一方で、一般論で言えば、マーケットプレイスの決済手段に仮想通貨を採用することにはデメリットもあります。仮想通貨の価値は基本的に一定ではないためです。しかし、QuuBeでは、Q*coinに米ドル基準のステーブルコインとしての特徴を持たせることで、この問題を解決。仮想通貨を採用するメリットだけが残りました。

仮想通貨は、現実の通貨とは違い管理者が自由に発行・分配できます。つまり、Q*coinを決済通貨に採用することでQuuBeは、エアドロップやトークン還元といったマーケティング戦略を打ち出すことが可能となるのです。ここにはやがて通貨供給量が増え、徐々にQ*coinの価値が下がっていくリスクも内包していますが、QuuBeでは、供給量が増えるにしたがって交換レートを段階的に引き上げていく計画をしています。これは、1[Q*coin]の交換に必要な米ドルが、1.01、1.02、1.03…と増加していく仕組みです。

ブロックチェーン×ECのメリット

一般的になりつつあるECでのショッピング

ここまでを読んでいただいてわかるとおり、ブロックチェーン×ECのメリットは、中間マージンがかからないこと、手数料がかからないことにあると言えます。これらはどちらも消費者、販売者、生産者のすべてにとって、大きなメリットになり得ます。構造の面でもコストの面でも肥大化していく小売のシステムにとって、ブロックチェーン×ECがもたらす恩恵は、決して小さくないものと言えるでしょう。

消費者は浮いたコストによって他の商品を買うことができ、販売者や生産者は浮いたコストを別の商品の生産・販売に当てることができます。小売の業界は経済全体とも密接な関わりをもっているため、このことは経済全体に影響していく可能性があると言っても過言ではありません。ネットショッピングが当たり前となっている時代だからこそ、ブロックチェーン×ECには可能性が秘められています。

ブロックチェーン×ECが抱える課題

しかし、ブロックチェーン×ECに課題がないわけではありません。上述のとおり、ブロックチェーンを採用する以上、決済手段に仮想通貨を採用することはとても自然な流れです。QuuBeの例でもわかるように、享受できるメリットも多くあるでしょう。

その反面、仮想通貨を利用している人口は世界の1%にも満たないという状況が、ブロックチェーン×ECの分野の発展を阻んでいます。仮想通貨やブロックチェーンが一般的にならなければ、費用対効果を考える企業の採算は合わないでしょう。

また、このようなサービスが一般的になることは、世の中に複数のサービスがあることを示唆しています。そのときわたしたちは、それぞれのECプラットフォームに応じて複数の仮想通貨を使い分けなくてはなりません。既存の仕組みでは、統一された国定通貨によって取引できるため、見逃されがちなこの点。浸透にあたって解決するべき課題はまだまだ多くあると言えます。

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