Cardanoプロジェクトのビジネス・ベンチャー部門を担うEMURGOはCardano ADAがハードウェアウォレットLedgerへの統合を正式に完了したと公式サイトにて発表した。
Ledger Nano Sはヨロイウォレットとも統合
Ledgerシリーズでも人気のLedger Nano Sは、現在Cardano ADAと互換性を持つ。
保有者はLedgerウォレットを通して自分の秘密鍵を保護し、セキュリティが担保された中でADAにアクセスすることができる。
また、Ledger Nano Sは、Cardano Ledgerハードウェアウォレットをサポートする最初の公式アプリ、EMURGO開発のヨロイウォレットとも統合されている。
この取り組みは、Cardano Ledgerアプリおよび関連するソフトウェアライブラリの開発のための資金を通じ、Cardano財団によって後援されている。加えて、Vacuum LabsとIOHKの開発チームの支援も受けている。
「世界クラスのセキュリティ」を提供
今回の取り組みについてEMURGOのCTO、Nicolas Arqueros氏は以下のように展望を語っている。
「この発表は人々がこの一年をずっと楽しみにしてきたイベントです。 私は特に多くのチームが集まってこの度の発表のために協力しているのを見て、とてもワクワクしました。それは2019年にCardanoのために私達が用意している多くの刺激的なサービス開発を予見するようです。」
また、LedgerのCEO、Eric Larchevêque氏はセキュリティの高さは世界レベルだと述べた。
「Cardanoとの統合は、Ledgerコミュニティが長い間待ち望んでいたものです。私たちは常にお客様のニーズにお応えするために努力しているので、Cardanoを正式にLedgerプラットフォームに招き、ADA保有者に暗号通貨に関する世界クラスのセキュリティを提供できることに興奮しています。」
取引所の盗難被害は8億5000万ドル
Ledgerの実施した調査では、2018年に取引所の盗難被害額は8億5000万ドルにのぼる。
取引所で通貨を保有すると、セキュリティのレベルは取引所に依存することになる。そのため、秘密鍵はハードウェアウォレットで保管することが安全とされている。
Ledgerはハードウェアウォレットを150万以上販売している実績があり、業界をリードする存在となっている。
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