★人気テーマ・ベスト10
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体」が6位となっている。
米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が、前日まで7日続伸と上昇基調を強め、過去最高値圏を走っている。世界最大の半導体メーカーであるインテルは年初の安値から約25%も上昇しているほか、画像処理半導体大手のエヌビディアに至っては同期間に株価は1.5倍となった。特に、ここにきてビットコイン価格が底値圏から急浮上していることで、マイニング(コンピューターを使った仮想通貨の採掘)需要が復活するとの思惑がエヌビディアなどの物色人気を増幅させている。
半導体市況は3月以降もマイクロンテクノロジーの減産決定や、韓国サムスン電子の業績不振など依然として厳しい環境にあるが、米株式市場では既に市況底入れに向けた思惑が株価に反映されている。東京市場でもこれに追随する流れにあり、代表的銘柄として半導体製造装置最大手の東京エレクトロン<8035.T>や半導体シリコンウエハーを手掛けるSUMCO<3436.T>などが戻り足を強めている。
この物色の流れが横に広がることも期待され、半導体周辺株には幅広くアンテナを張っておきたい。半導体関連のなかでも株価を先駆させる半導体製造装置メーカーでは東エレクのほかアドバンテスト<6857.T>、ディスコ<6146.T>、テラプローブ<6627.T>、ワイエイシイホールディングス<6298.T>など。車載マイコン大手のルネサスエレクトロニクス<6723.T>、ファブレス半導体のザインエレクトロニクス<6769.T>、パワー半導体で優位性を持つ富士電機<6504.T>や三社電機製作所<6882.T>なども注目。また、半導体素材メーカーではSUMCOのほかシリコンウエハーのシェアで首位を誇る信越化学工業<4063.T>、半導体フォトレジストのトップメーカー東京応化工業<4186.T>、特殊ガスを生産する関東電化工業<4047.T>やフッ素化合物を手掛けるステラ ケミファ<4109.T>などもマークしたい。
出所:minkabuPRESS